セルフケアのタスク化もしくは見える化をしてみる

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とてもとても美味しかったクッキーたち

こんにちは。前回の記事では多数の感想や反応ありがとうございました。

はてなブログ公式さんにもご紹介頂き、有り難い限り。ありがとうございました。

さて、この記事に頂いた感想の中でいくつかセルフケアと自己肯定感について言及されていたものがあった。そういえばと改めて自分の中の「良い女」像と書いたリストを眺めてみるとセルフケアに関する項目が多い。自分が普段セルフケアをないがしろにしがちなことや、だからこそやりたいことにもなっていることがわかった。なるほど。

というわけで自分なりに(ここ大事です)、セルフケアをする場合にどんなことをやっているのかを書き出してみることにする。10秒以内で出来ることから数日間を必要とするものまで色々書いているので、それぞれをレベル分けしておいた。未来の私よ。この記事を活用して適度に適当に生きてほしい。

 

①すぐ出来ること(5〜10分以内)

・窓を開けて換気をする

・下駄箱を開けて換気をする

クイックルワイパーで床掃除をする

・テーブルを拭く

・ウェーブ等で埃を払う

・鏡を拭く

・蛇口(ピカピカになるところ)を拭く

・観葉植物に水をやる

・ベットメイキングをする

・ゴミをまとめる

・カバンの中身を全部出して整理する

・財布のレシートを捨てる

・コートにブラシをかける

・水(白湯)を飲む

・ぬいぐるみを撫でる

・明日の楽しみを考える

・耳掃除をする 

・アロマを焚く

・ラジオ体操を丁寧にやる(筋肉痛注意)

・ハンドクリームを塗る

・香水をつける(外出してもしなくても)

・「よしよし生きてるぞ」と思う

 

②少しだけ時間(もしくはお金)がかかる

・お菓子を買う(労働が辛い時は1週間分のおやつを買い込んで会社のロッカーやカバン等に入れておくとよいです)

・爪を磨く

・眉毛を整える

・顔の産毛を剃る

・トリートメントを丁寧にする

・パックをする

・ホワイトニング用の歯磨き粉で歯磨きする

・明日の服装を考えて出しておく

・明日の献立を考える

・アクセサリーを磨く

・服のアイロンがけをする

・靴を磨く

・お茶を作る

・紅茶、コーヒーを入れる

・シンクを磨く

・コンロ周りを拭く

・掃除機をかける

・トイレ掃除をする

・玄関掃除をする

・排水溝掃除をする(水回りを掃除したら金運が良くなるらしいです。知らんけど)

・お気に入りのドラマを見る

Spotifyで今の自分のプレイリストを作る

・やりたいことを書く(カウンターの天ぷら屋さんにいつか行ってみたいとか)

 

③時間(もしくはお金)がややかかる

・美容院に行く

・コスメを買う

・服を買う

・アクセサリーを買う

・好きな食材を買って料理をする

・ホームベーカリーでパンを焼く

・お菓子を焼く

・好きな映画を見る

・好きな本を読む

・見たい映画、読みたい本を書き出す(新旧問わず)

・好きなメイクをしてみる

・クローゼットを整理する

・カーテンを洗う

・寝具類を洗う

・欲しいものリストを書く

・包丁を研ぐ

・まな板等を漂白する

・冷蔵庫を整理する

・自分にとって大切な人に連絡を取る

・花を買って飾る

・時間のかかる料理を作る

 

④時間(もしくはお金)がかかるのでリスト化して楽しむもの

・行きたい国、旅行先

(タイ行きたい。あとご飯が美味しいと聞くイタリアとスペインとイギリスに行きたい。推しがミュージカル「FROZEN」でエルサなんです。ウェストエンド主演なんです。泣くほど観たい。国内なら東京行きたい。A子さんの恋人の聖地を巡りたい。スカイツリー登りたい)

・欲しい家電製品

(ルンバと食洗機とドラム型乾燥機付き洗濯機欲しすぎない!?iPadも!fire stick(?)も欲しいよーー!!!)

・欲しい調理機器

(燻製できる土鍋と低温調理機とオーブンレンジとコーヒーのハンドドリップセット!)

・欲しいアクセサリーやカバン、服とか

(普段使い用のアクセサリー!!eteとかそのあたりのラインのもの。イヤーカフとか欲しいよー!!!あとシンプルな革のカバンとポーチ。プラダのキーケースも欲しいティファニーの一粒ダイヤモンドのピアスとTASAKIのピアスも欲しい。富豪になりたい)

・欲しいコスメ

(多すぎたので省略しました)

・欲しいインテリア

(部屋の照明とテーブルが欲しい)

・欲しい車、家、店、ホテル

(もうここは子供のような夢と希望を膨らませて書きます。50畳のリビングとか書いてもオッケーです。私は車だと白のジャガーが欲しいです。¥11,700,000 よりですって。ゼロが5つほど多い。)

 

以上である。色々書いてみたが楽しかったな。特に後半。こういう記事や文章を書くと「ていねいな暮らし(笑)」のようなことを思われるかもしれないが、セルフケアといわゆる「丁寧な暮らし」は近いものがあるし、他人に押し付けなければいいんじゃないかなぁと個人的には思うのでそこまで揶揄されるものではないのでは。でもオタクカルチャーにおいて「お金と時間を注ぎ込めば注ぎ込むほど偉い」「生活限界オタク」みたいな風潮は資本主義社会において未だに根強いし、インターネットの声が大きい文化の層とは相性が悪いのだろうと思う。

話は逸れるが、数年前にフォローしていた人が「私は自ジャンルが恋愛の人を絶対馬鹿にしないぞ」といったツイートをされていて当時の自分には目から鱗だったというか。目を覚ましたというか。当時の自分は「リア充爆発しろ」のような考え方を持っていた(2ちゃんねるまとめサイトが全盛期だった)のと、オタクではないキラキラした人と自分には大きな壁があってそこを乗り越えられないと諦めていたかわりに冷笑的に「スイーツ(笑)」と消費していたのだった。最低すぎる。しかし今となっては「結局のところそれって人それぞれすぎん!?」となっている。なんか、大きな壁とかそういう隔たりって自分が勝手に作っていただけだったのである…。プライドだけが無駄に高いので…。

 

色んなことか毎日毎日あって気分がクサクサしたり落ち込んだりすることも増えるけれど社交辞令でも何でもなく、皆さま、どうかご自愛ください。私には貴方が大事です。

 

良い女になりたい(できれば予算3万円くらいで)

毎日電車通勤をしている。しかも早朝出勤。よって朝の支度は30分ほどで済ませて慌ただしく家を出て駅まで向かう日々だ。もちろん服装は適当。メイクだって眉毛を描いてマスカラを塗って終わり程度である。何となくこれでいいのかと思いつつ、これでいいのだと無理やり自分の中で結論を出して日々を過ごしていた。

そんなある日、帰りの電車を待ちながら駅のトイレを利用していた時である。トイレの入り口にある全身鏡に自分が映っているのが見えた。

「や、野暮ったい…。」

着ていたトップスは毛玉がついてヨレヨレ、ボトムはジーンズだったのだが、履き潰して膝がポコっと出ている。適当に選んだ靴は服装と合ってない。そういえば、かかとが何か気持ち悪いなと思って自分のかかとを見れば擦れて肌の色がしっかりと見えていた。マジで穴あく3秒前。そしてオーラなのか表情なのか何なのかわからないが全体的にモッサリとしていた。「野暮ったい」という概念が服を着るとこうなるんだろうなという有り様。「ミス野暮ったい」がここに誕生である。自分で自分にテンションがここまで下がったのは久しぶりだった。

「うう…良い女に…良い女になりたい…。」

良い女になりたいんや。ようわからんけど。そう思ったが早いかスマホを取り出したのが早いか、私はツイッターを開いて早速「良い女になりたいんだけど」とツイートし始めた。

 

何故良い女になりたいのか。
何をするのか。

「良い女になりたいんだけど皆んな何やってるの」と投げかけてみたところ色んな回答を頂いた。誠にありがとうございました。美容院へ行く、コスメカウンターに行く、お風呂にゆっくり入る…などなど所謂美容の行動が多かった。なるほどなるほど。片っ端からメモしていく。皆んな色々やってるんだなぁと感心しているとリプライが届いた。

「"良い女"像がなにを指すか&生活スタイルや性格を冷徹に言語化できるようになる、の作業をやっとくのが挫折や落ち込みの防波堤になるのではないかと思ってます」

た、確かにーーーー!!目からウロコが滝のように落ちた。ならばと紙とペンを掴み、自分なりに言語化してみることにした。

5W1Hで書いてみる

When(いつ) Where(どこで) Who(誰が) What(何を) Why(なぜ)How(どのように)のことである。(今ググったら元々はニュース記事の書き方なんですね。へー。)

よし、書くぞ。

・いつ→今から

・どこで→自宅かな

・誰が→私自身

・何を→私自身を

・何故→野暮ったさから抜け出したい

・どのように→うーん…?

出だしから難航した。どのように…?

マインドマップを描いてみる

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概念の言語化に取りかかった。良い女…なんか素敵な部屋に住んでそう。知的好奇心が旺盛で本とかいっぱい読んでそう。お洒落だけど無駄なものは持ってなくてスッキリと暮らしてそう…。あれやこれやと思いつくまま書いていく。やった。いっぱい書き出せた。ではこれを具体的な行動にしていこう。

③リストにしてみる

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30日チャレンジにしてみた。毎日1つずつクリアしていくやつ。テーマは「外面、内面、整う」である。あと予算を3万円くらいに設定した。何故かというと臨時収入が3万円ほど入ったからで。あとお金っていくらでも使えるじゃん…?と危惧したからで。ゆるくやるつもりなので毎日1項目クリアしなくてもいいし複数クリアしてもいいことにした。さて、やるぞ。 

 

靴の整理、手入れ

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シューズボックスから靴を全部出して並べてみる。黒が多いな…。1年以上履いていないものもあれば毎日履いてボロボロになっているものもある。せっかくだからといらないやつは捨てて、手入れできるものは磨いた。ブーツを1足も持っていないことに気づいたので、欲しいものリストを作成し、メモした。逐一ツイッターに報告する女なので「これ持っとけみたいな靴あります?」とツイートしたらあちこちから「レインシューズいいですよ!」と返ってきた。確かにレインシューズも持ってない。

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ワークマンで買ってきた。これ1500円なんですよ凄くないですか。凄いと思います。(6527 防水サファリシューズ | 作業着のワークマン公式オンラインストア)

さきのさんのツイートで知ったけれど今ならこれも検討リストに入るかも。とっても可愛い。

で、めでたくワークマンのレインシューズデビューを果たした私であるが、運良く(?)雨が降る日が多く、何回も履くことになった。

それでね!これね!買ってよかったー!!!雨でも靴の中が濡れない!当たり前と言えば当たり前ではあるけども!いつもなら足がびちゃびちゃになって靴下を履き替えてたり濡れた足先から冷えてブルブルと震えていたのに!多少の水溜りに突っ込んでも大丈夫!すごい!オールシーズン可ということで見た目がいかにも長靴という感じがしないのもいい。オススメです!QOLが1500円で跳ね上がります。

トップスの整理、手入れ

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前回に習って全部出して並べた。圧倒的な白、黒、ネイビー率よ…。次回からはもっとカラフルな服を買うことを決意する。なんでこんなものを持ってるんだというヨレヨレボロボロのものは捨てた。あとサイズが合わないものも…。シワが目立つものはアイロンをあてておいた。これでよし。

ボトムの整理

冒頭に出てきたジーンズをゴミ箱にぶち込んだ。さらば。代わりにユニクロで新しいのを買う。スキニージーンズしか持ってなかったのでストレートのものにしてみた。新しいジーンズってやっぱりシルエットがピンとしていて着ていて気持ちいいな。

アクセサリーの整理、手入れ

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アクセサリーは無印良品の積めるアクリルケースに入れて保管している。全部出してみると予想以上に多くて驚いた。ほいほいと買いすぎである。ひとつひとつ手に取って見てみると、石が取れていたり、サビがついていたりしているものもあったので遠慮なく捨てた。まだ使えるやつはメガネ拭きで軽く拭いてから収納した。モチーフものや派手なピアスが多かったのでシンプルなピアスが欲しいな…一粒ダイヤとか…予算がないな…。まぁいいかと欲しいものリストに「一粒ダイヤのピアス」と書き込む。オススメのブランドとかあれば教えてください。

靴下の整理、手入れ

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靴下。「オシャレは足元から」という格言があるにも関わらず私の靴下のラインナップは黒!グレー!のみであった。悲しい。というか靴下のオシャレってどないするんや。でも私の知ってるオシャレな人は靴下からオシャレな人多いな!?なんでや!?どうやって!?と床を転がってみたが靴下屋のサイト(靴下屋 | 靴下屋公式通販 Tabio オンラインストア)を見に行ったら大体解決した。餅は餅屋。靴下は靴下屋。そういえば靴下のブランドって靴下屋くらいしか知らないな…みんなどこで靴下買ってるんだろう…。

靴下も買ってよかったー!足元って通勤中とか意外とよく見るので可愛いとちょっとテンション上がる!もっと可愛い靴下が欲しくなった。

ヘアアレンジをしてみる

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吾輩はショートヘアである。ヘアアレンジはあまりできない。というかほぼできない。自分でやってみようとするなら、頭がガシャガシャのボサボサヘアが爆誕する。悲しい。ならばとささっと調べてピンタイプのヘアアクセを買ってみた。耳元の髪の毛を留めるだけアレンジ。所要時間5秒。それだけではあるが「雰囲気変わるね」と言われたので万々歳である。調子に乗ってヘアバームとか欲しくなった。これもまたリストに書き込む。

花を買う

良い女の部屋といえば花である。花が飾ってある部屋のイメージだからだ。でも普通に生花を買って飾るのもなー。花を育てたいなー。ヒヤシンスとか冷蔵庫で水耕栽培できるしヒヤシンスとか育てたいなー。ヒヤシンス。いいじゃないかヒヤシンス。ヒヤシンスにしよう。レッツゴーホームセンター。レッツゴーガーデニングコーナー。

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買った。ヒヤシンスの水耕栽培用花瓶も売っていたので一緒に購入した。

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水につけて冷蔵庫へゴー。これからどうなるのか楽しみ。綺麗に咲くといいな。

バスルームのインテリアを見直す

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反射が気になったのでスタンプしときました。

今まで100均のシャンプーボトルを使用したいたのだが、バネが弱くなったのかポンプを押しても中身が出にくくなってきた。前々から買い直したいと思ってたんだよなぁ。でも「まだ使えるからいいや」で、ずーっと使いにくいなと思いながら使ってたんだよなぁ…。考え直せばそういうのも日々心を削る要因なのかもしれない。なんかいいのないかなと探してみたところ、シャンプー、コンディショナー、ボディソープのボトルが3本揃ったものがFrancfrancであったので購入。可愛い。詰め替えてみたらシャンプーがかなり少なくなっていたので新しいシャンプーも後で買いに行った。精油シャンプーのやつ。いい香りでよきです。結構香りが強いので苦手な人も多いかも。

 

映画を見る(邦画、洋画)

金曜ロードショー

・映画「DESTINY 鎌倉ものがたり

(高畑充希堺雅人の演技力に号泣した。作品のクオリティとかストーリーの荒さは目立つけれど主人公夫婦の愛がただただ美しく尊い。そこな入る宇多田ヒカルの主題歌「あなた」のメッセージ性の強さに更に泣く。あなたのいない世界じゃどんな願いも叶わないから…ですって…うっうっ。)

・映画「プラダを着た悪魔

(サイモン・ベイカーサイモン・ベイカーらしさ。)

を見たのでとりあえずオッケーとする。

 

本を買う(国内作家、海外作家)

良い女は教養もありそう。という安直な発想で本を読むことにした。

国内作家

兄の終い

兄の終い

 

海外作家

両方とも面白かった。Kindleで本を買えば通勤中の読書も捗ることがわかったのもよかった。

 

魚料理をする

魚料理のレパートリーがないなーと思って。

鮭のちゃんちゃん焼きを作った。これだけだとあまりにも後に残らない(生活に活かせない)と判断し、自分で出来そうな魚料理リストを作って携帯メモに保存した。

 

その他諸々

30日チャレンジを始めてしばらく経つ。簡単にできるものから面倒くさいものまで色々あったがコツコツとクリアしてきたが、自分のワードローブの見直しや断捨離が出来てよかったな。あと、ざっくりと自分の身の回りの棚卸しができた。「勉強してみたいことをリストアップ→勉強方法を考える」で、自分の興味のあることをあれこれ調べるのも楽しかった。実際に勉強できるかは別としてだけども。用事がないと連絡しないマンなので「友達や家族と電話する」とやってよかったことの1つ。お互いに「元気?」くらいしか話してないけど声が聞けて嬉しかった。用事がなくても連絡ってしてもいいのだ。

良い女になれたのか

わからん。でも自分で自分にテンションが下がることは格段に減った気がする。当社比です。「うっ、や、野暮ったい…!!」と感じてた自分の姿が「まぁこんなもんかね」に昇格したくらい。でも自分で服装に合わせて履いた靴下や磨いてピカピカになった爪を見ると「よしよし可愛い可愛い」と思うし、お風呂場で揃いのボトルを見て「可愛いなぁ買ってよかったなぁ」と思うのだ。うーん、30日チャレンジを更に60日、90日チャレンジにしたらもっと劇的に変わるのかもしれない。でもやってよかった。本当にやってよかった。私は基本的に怠惰な人間なのでタスク化してある程度強制的にさせないと動かない。よって、このやり方は結構合ってることにも気づけた(逆に「筋トレを毎日続ける」等の継続するタイプのものには向いてなさそう)。物欲が減っていて生活にやりがいがない日々だったけれど毎日トップスやカバンを整理整頓して「こういうのがあればもっといいな。欲しいな。」と発見できたし。でも手っ取り早く「良い女風」になりたかったら美容院行って服とかアクセサリー買ったらいいなということも発見したよね。うん。

 

また臨時収入があればやりたい。

臨時収入があれば。そのときには今よりも少しでも良い女になれていればいいのだが。

 

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1ヶ月経ったヒヤシンス。根っこが伸びている

ケーキだ!ケーキだ!

夫と休日が重なったのでカフェに行った。そのカフェはこじんまりとしたもので、ガラス張りの壁から大きな木と海が見えるのがとてもよかった。パスタを頼んであれやこれやと雑談に花を咲かす。

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パスタが来た。食べる。美味しい。

カルボナーラって昔はあんまり好きじゃなかったな。生クリームです!卵です!!みたいな重さが苦手だった。何故か最近になって美味しく食べられるようになったので不思議。これも美味しかった。お腹が空いていたのでモリモリ食べる。即完食。

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外に猫がいたので「猫だ猫だ」とはしゃいで写真を撮る。撮っていたのは私だけだったので若干恥ずかしかった。

 

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ケーキが来た。ちなみにマンゴーのタルトにした。皿の上が眩しいくらい鮮やかである。それを見ながらウフフと思わず笑みが溢れる。さぁ食べるぞとフォークを握った。そのとき何故か「自分にとってケーキは特別な日に食べるものだった」ということを突然思い出した。そうだ。そうだった。子供の頃のケーキといえばクリスマスとか誕生日とかそういった特別な日にしか食べなかった。カップケーキとかアイスクリームとかはしょっちゅうお小遣いで買って食べたりしてたけど、こういった生ケーキは特別な日限定だった。それがこうして何気ない日に私はケーキを食べている。ケーキにフォークを突き刺して口に運ぶ。マンゴーの濃厚な甘みとタルト生地の香ばしいアーモンドが口の中で混ざって幸福としか言いようのない味になった。

「……。」

美味しい。なんだか胸がいっぱいになって黙りこくってしまった。テーブルの向かいにいる夫は「美味しそうだなぁ。いいなぁ。」と言いながらレモネードを飲んでいる(彼はケーキを頼んでなかった)。黙ってケーキとフォークを夫に渡す。

「え、いいの?」

いいですよ。どうぞ。

「やった。」

嬉しそうにケーキを食べる夫を見て「ケーキは特別な日に食べるものだった説」をあーだこーだと話すと納得したような顔で「自分もそうだった」と頷かれた。それがねえ、今になってねえ。

3年ほど前にこういった記事を書いたが、今回の感情はそれとはまた違ったものだった。前に記事を書いたときは自由を手に入れた開放感と全能感で書いたが、今感じているものは子供の頃の自分と対峙しているような懐かしさと切ないものだ。そうだったなあ。自分にとって最高の「特別」で「幸福と平和の象徴」だったよなあ。

幼い頃に、大人の人から箱を受け取って「ケーキだ!」と喜んでいたときのことを思い出した。今でもケーキは嬉しいが、あのときの「特別感」はとうに薄れてしまっている。大人になるとはこういうことなのかもとしみじみしてしまう。

皿の上にはまだ食べかけのケーキが載っている。まだ食べられる。やった。

なんだかあの頃を思い出してジワジワと気持ちが盛り上がってきた。

「わーい!ケーキだ!ケーキだ!」と胸の中で小さく叫んでみた。

 

やったー!ケーキだー!

 

桃は嬉しい

この前、仕事帰りにスーパーで桃を買った。3個入り680円とかそんな感じのやつ。あまりにも嬉しくて桃がスーパーのカゴにあるだけでニコニコしていた。ニコニコしたままモッツァレラチーズと白ワインも買った。嬉しい。桃は嬉しい。

レジの店員に「レジ袋は有料になりますがご利用ですか」と聞かれて驚いた。いつから有料になったのだと思えば政策で7月から始まったらしい。じゃあ結構ですと断って自分のリュックサックの中にモッツァレラチーズを詰め込み、サイドポケットに白ワインのボトルをねじ込んだ。桃は手で持ち帰ることにした。

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手で持ち帰るの図

見た目よりもズッシリとした重み。素晴らしい。両手で恭しく運ぶ。自宅までは徒歩5分ほどの距離だ。それまで桃とのお散歩デートを楽しもう。私はまだ嬉しくてニコニコしている。

自宅に着く。ドアを開けると夫が出迎えてくれた。「桃です」と手の中にあったそれを渡すと「桃ですね」とニッコリしてもらえた。そのまま白ワインとモッツァレラチーズを渡すと「浮かれてるね」と笑われた。うむ。

フィルムの間に鼻を突っ込んで桃の香りを嗅ぐとうっとりするほど甘い匂いがした。素晴らしい。夫に「あなたも嗅ぎなされ」と言うと素直に鼻を突っ込んでいた。笑った。

桃は嬉しい。その日はシンプルに桃を剥いて食べた。美味しい。アールグレイの茶葉があるので明日はアールグレイマリネ(桃のスライスに砂糖を振ってしばらくしたあとにアールグレイの茶葉を振って馴染ませてから食べる素敵な料理)にしよう。桃モッツァレラ(桃のスライスにモッツァレラチーズ、オリーブオイル、塩胡椒を合わせたこれまた素敵な料理)も楽しみだ。白ワインも買ったので桃のサングリア(白ワインに桃を漬け込んだもの。レモン果汁や蜂蜜を加えても素晴らしい)も近々やろうと思う。あとなかしましほさんのこれもやってみたい。

 

 

 

冷蔵庫の中を見る。桃がいる。思わず笑顔になってしまうくらい嬉しい。

桃は嬉しい。

とても短い日記

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その日は残業して夜遅くに帰宅してしまった。次の日も仕事である。しかも早出。あぁ労働が憎い。梅雨が憎い。生活が憎い。嫌々シャワーを浴びて、何とか晩ご飯を食べて、ベッドに横になっていたら、キッチンでお皿を洗っている夫が目に入った。そう、恥ずかしながら我が家はワンルームである。カウンターキッチンなので料理や洗い物をしながら対面で会話ができるだ。いいでしょ。

元々私が1人暮らしをしていた部屋に、夫も一緒に住むようになってもう1年半くらい経つ。起きる時間がそれぞれかなり違うのでせめて1DKくらいの物件に引っ越そうかという話もチラホラ出ていたのだが、結局まだここに住んでいる。初めてうちに遊びに来た友人には大体の場合「ええぇ、ワンルーム!?」と驚かれる。で、同時に「喧嘩した時とかどうするの?」とも聞かれる。気まずくない?と。でも私と夫は滅多に喧嘩をしない。というか今までお互いが不機嫌になって口も聞かなくなるみたいな状態になったことがない。これもひとえに夫の寛容さのおかげである。彼は常に穏やかでニコニコと楽しそうに暮している。怒ることはほぼないらしい。

我が家では「相手に晩ご飯の用意をしてもらったら自分が洗い物をする(逆も然り)」というルールがあるのだが、今日は私が疲れているので夫がどちらもやってくれている。

ありがたいことである。

なんとなく梅雨時期は毎年鬱々と過ごしている。湿気は嫌いだ。暑いのも嫌だ。何とか気分を低空飛行あたりで日々を過ごしている。どん底にはなりたくないから。ノロノロと過ごし、考えても仕方のないことを永遠と考え続けて思い悩む。落ち込む。その日もそんな気分だった。

夫を見る。彼は引き続き洗い物をしている。食器類を洗い終わったので今度はフライパンに取り掛かったようだ。今日の晩ご飯は確かアジフライだったはず。

そんな夫の姿を見ていたら突然心がスーッと晴れていくような気がした。モヤモヤがなくなった。あぁ、なるほどな。

夫の名を呼ぶ。彼がこちらを見る。

 

「私はあなたがいたら大丈夫だと思うよ。」

「それはよかった。」

「うん。」

「じゃあ一緒に頑張りましょう。」

 

そうね。頑張ろうね。そう私が答えてこの会話は終わった。何が大丈夫で、何を頑張るのかを具体的に言わないのが私たちらしいなと思った。夫のことは出会って数年が経つ。未だにベタ惚れしている。でもようやく最近になって、一緒にいる覚悟みたいなものが自分の中に生まれている気もする。たとえこれから何があっても私は彼がいたら大丈夫だと思うし、きっと、彼の存在や思い出だけで救われ続けるだろう。だからきっと大丈夫。あと、できれば彼の側に居続けたいなぁ。

夫よ、長生きしてくれ。愛してるぞ。

 

 

夢か現か

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2020年も半分が終わってしまった。4月とまではいかないが7月も上半期の終わり、下半期の始まりということで何となくソワソワして落ち着かないものである。

誰しもが書いているだろうが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的流行によって世界が大きく変わってしまった上半期だった。では私個人ではどうだったのか。

1月は元日に休みをもらえたので地元に帰省していた夫に会いに行った。夫は大晦日の数日前から帰省していた。よって、新婚さんというのに1人きりで年末年始を過ごしていたのだ。なんというか虚しいというか、ものすごく心細かった。その日の帰り、駅まで車で送ってくれた夫に「一緒に帰ってくれないの?」と駄々をこねたが、「明日には帰るのに…?」と笑われた。

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2月。ミュージカル「CHESS」のために夜行バスで東京へ行ったりしたのも楽しかった。夜行バス明け(?)の帝国ホテルのクロワッサンは素晴らしかった。ミュージカルの内容や演出はさておき、私の世界一大好きな女優が来日してパフォーマンスしてくれていて「これでサマンサ・バークスも頻繁に来日するミュージカルスターの仲間入りだ!」と勝手に思い込んでいたのだが、世界がこうなってしまった今、彼女が今度いつ来日するかもわからないし、私も渡英できるのかわからない。海外旅行がうんと遠くなってしまったなあ…。

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2月といえば結婚式!そう!私と夫の結婚式!本当に本当に楽しかった。無事に挙式を終えてから2日後くらいに大企業がリモートワークに切り替えると発表して、そこから次々とコンサートの公演中止や遊園地の休業などが始まった。なんとなく「まぁ、大丈夫だよね」みたいな雰囲気から「これは大変なことになったぞ」というものに変わっていったのも2月だったはず。

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3月。前半はまだかろうじて外出して美術館に行ったりすることも可能だったけれど、あっという間に社会が自粛モードになった。私はリモートワークできない仕事なので毎日普通に通勤していたし今もしている…。日帰り温泉に行ったのもここらへんだったかな?

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4月。10年待ったFF7のリメイク!!クラウド!ティファ!エアリス!ザックス!!!!楽しみにしすぎたのと自分のゲーマーレベルを甘く見積もっていたため、EASYモードで進めていたら1回もゲームオーバーになることなくエンディングまでサクサク進んでしまった。ちょっともったいなかったかな。1週間で35時間プレイしてクリア。どう考えてもやりすぎである。続編が出るのはいつだろう。緊急事態宣言が出されたのもあって休日はずっと家にいてた。

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ホームベーカリーで打ったうどん。

5月。前にも書いたけれど謎の発熱があって2週間ほど仕事を休んでいた。マジで暇すぎて死にそうだったな。あまりにも暇だったので3年日記を書き始めたり家の家電類を書い直したりしていた。買ってよかったものばかりだったので、これについてはまた書きたい。

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6月。ポツポツと外出するように。同じ県内ではあるものの感染のリスクを考えて長らく行ってなかった実家にも日帰りだけど帰ったりしていた。このまま行けばまた完全にとまではいかないけれど以前のように観劇を楽しめるようになるのかなーとまで気が緩み始めていたら7月になり、今のような状態になっていたなー。

 

「2020年の上半期に何してた?」と聞かれれば「結婚式!自宅エンジョイ!」と即答する。完全にこの2つだと思う。結婚式を挙げるつもりは元々なかったのだけど今では挙げてよかったなぁと心から思う。時期的に本当にギリギリだった。あと1週間遅ければ1年後になってしまったかもしれないと言われたので…。私の周りへの影響で面白かったのが「入籍しました」よりも「結婚式挙げました」の方が「結婚したんだー!」と扱われるのが増えたこと。婚姻届を出すのが結婚だと思っていたのでこれには少々驚いた。うーん、地域性によるのかもしれないけれど「結婚=ウエディングドレスとタキシード」みたいなイメージが多いのかな。

舞台観劇やコンサートなどのイベントに参加することがほぼなくなってしまったので、上半期の空いた時間は読書に時間を費やしていた。今まで漫画アプリを活用したことがなかったのだけど「名作全話無料公開!」みたいなキャンペーンに惹かれてホイホイDLしたらそこから毎日漫画生活になった。読んだ中でも特に印象に残ったのは

 

3月のライオン 1 (ジェッツコミックス)

3月のライオン 1 (ジェッツコミックス)

 

3月のライオン(羽海野チカ)

ハチクロをやっと読んであまりの面白さに慄いた去年。そして3月のライオンもやっと読んだ今年。読むと、生きることは容赦なく魂を削っていくことでもあるが、同時に魂を温めて育てていくことでもあると随所で教えてくれる。変に悪い人が改心してめでたしめでたしで終わらないのがいい。一気に読んでそのまま最新巻を買った。

 

動物のお医者さん 1 (花とゆめコミックス)
 

動物のお医者さん(佐々木倫子)

チョビ。可愛いよチョビ。イマジナリーチョビを手に入れたい。みんなでギャーギャーしているだけで何故こんなにも面白いのか。少女漫画といえば全部恋愛要素が入っているものだと思っていたけれど、これには一切なくてそれでもめちゃくちゃ面白いのがすごい。

 

大奥 1 (ジェッツコミックス)

大奥 1 (ジェッツコミックス)

 

大奥(よしながふみ)

お、面白い〜!!!!!!無我夢中で読んだ。最初からクライマックス級に面白いのに、その面白さが最新巻まで続くので凄すぎる。男女逆転の大奥ということで、ドラマの大奥のイメージが強い私は「ふぅん…?めっちゃドロドロしてるやつかな」と思って読んだが、きっちり日本史をなぞりながら「もし日本の男性が疫病で1/4の人口になって女性が将軍になったら…」という歴史SFの面白さも緻密に作られていて、本当に面白い。自分の中のジェンダー観を考え直すことにもなった。もっと早く読めばよかった。キャラクターだと瀧山が好きです。

 

きのう何食べた?(よしながふみ)

こちらもよしながふみ作品。雰囲気が真逆なのにこれもまた素晴らしい作品だよね…。発熱自宅待機中(ただの微熱でした)に全巻買って読んだ。大奥はノンストップのジェットコースターのような面白さを楽しむのだとしたら、きのう何食べた?は毎日の平常感を慈しむ作品。レシピ色々試したけれど、どれもこれも美味しかった。こういう毎日を楽しめるような大人に私もなりたい。

 

来世は他人がいい(小西明日翔)

ヤクザの孫同士が婚約者になっちゃった話。登場人物がバチバチにキレて倫理観を吹っ飛ばした人が多い中で、比較的まともに見える主人公の女の子が実は1番ヤバいのが最高。次巻は来年らしいのでそれまで頑張って生きます。

 

漫画以外の本も少しずつ読むようになってきた。電車で本を読むと、どうしても車掌のアナウンスや乗り換えで集中力がブツ切りになるのが悩みだったのだが、章ごとにコツコツ自分で区切って読めばいいのだとわかってからは読めるようになった。最近読んだものでは

 

ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー
 

ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー(ブレイディみかこ)

著者の息子に対する目線や対応がフラットで真摯でとてもいい。いつか自分もこうなれたらと思いながら読み進めるも、自分の中にある偏見や無知にガンガン殴られながら読んだ。多種多様な社会問題を扱いながらも明るくまとまっているのも凄い。読んだら他の人にもオススメしたくなる本。

 

島はぼくらと (講談社文庫)

島はぼくらと (講談社文庫)

 

島はぼくらと(辻村深月)

辻村作品を他に読んだことあるっけなと思いながら手に取って読んでみたらすごく、すごくよかった…!キャラクターたちの人間関係の描かれ方が客観的で優しさに満ちていながら彼らの現実もしっかり書ききる作者の責任感に「好き!」となった。私は貴方のことを大切に思っていますよ。そんな愛を感じる作品。読んでいて心が洗われるようだった。

 

あやかし草紙 三島屋変調百物語伍之続 (角川文庫)
 

あやかし草紙 三島屋変調百物語伍之続(宮部みゆき)

宮部みゆきの時代物シリーズが好きでずっと読み続けている作品の1つ。今作品で完結してしまうのが寂しい。ちなみにひぐらしシリーズも好き。宮部みゆきは小学校の頃から読んでいるけど、いつも圧倒的に面白いので敬愛している。

もっと色々読んだはずだけど印象に残っているのはこれらかな。世の中は息が詰まるような話題ばかりだけど、世界が明日、今日よりも少しでも良くなりますようにも願っていきていくしかないな。何年後かに今のことが夢のようだったと笑える日が来ますように。皆さまお身体ご自愛ください。

 

平々凡々だけれども

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毎朝4時に起きて通勤しているので半ば夢うつつの状態で移動しているのだが、ふと駅の案内板を見て「これだ」と思って撮った写真。楽しみにしていた予定が次々となくなり毎日がつまらない。せっかくなので何かを始めたり再開したいけれど面倒くさい。でも…みたいな気持ちでグルグルしていた私にピッタリだと思った。私はどこでもない此処にいるのだ。

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写真を撮ったその日、仕事帰りに本屋に立ち寄った。前に立ち寄ったのがいつか覚えていないくらい久しぶり。ここ数年、読書量が減っていて本を沢山読む人に憧れていたのだが、本を買っても読まないままにするのが申し訳なくて読書をするときは決まって図書館で借りるか電子書籍で漫画を読むくらいだった。でもその日は何となく「買ってもいいんじゃないか」という気持ちになったので何冊か買ってみた。ここしばらく生活必需品以外のものを買ってなかったので、自分で自分の欲しいものを買うのはいい気分だった。なんだ、買ってもいいじゃん。

「何かをするなら成果を残さないといけない。」そんなことをここ最近の自分に課していたような気がする。本を読むなら読破しないといけない。 そんな感じ。浪費を減らすにはいい考え方だとは思うけれど、自分の中の好奇心の芽をことごとく摘むことになるとは思わなかった。

自分の興味のあることを始めるのに理由なんていらないのではないか?結果が出ようが出なかろうが始めること自体に意味がある。というか始めないと結果も出ないのでは。卵が先か鶏が先か。…なら絶対やったほうがいい!

なにか凄いことを決断しようとしている風に見える(読める)かもしれないが、個人的に自分の人生やりたいことやればいいじゃん。みたいなごくごく当たり前のことを再認識してちょっとだけ気持ちが上向きになったよという話。

 

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本屋で見かけて一目惚れして買ったパンダスタンプたち。のびのびと生きている様子が素晴らしい。使い道はないけれど可愛かったからオッケーです。せっかくだしジャムとか作ってラベルに押そうかな。

お金持ちでもないし、人に自慢できるような能力もない。教養があるわけでもない。ど田舎育ちでコンプレックスにドップリと頭の先まで浸かっている人間である。強いて言うなら人よりちょっとだけ料理ができることくらいが取り柄か。でも忍耐力もないし何かを続ける持続力もない。あぁ、今日も有名YouTuberが羨ましい。素敵なインテリアに囲まれてるインスタグラマーが羨ましい。面白い記事を書くブロガーが羨ましい。フォロワーが、友人が。自分以外の誰かが羨ましい。誰かの憧れとやらに1度くらいなってみたい。けどきっとなれないだろう。

私の人生、平々凡々だけれども、それでもいいのだ。とか書いてまた来年くらいにウンウン悩むんだろうなぁ。

 


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今日も自分の作るご飯が美味い。

なんと平凡な私の人生よ。そこのけそこのけ私が通る。