City of Angels あらすじ

ネタバレしてますご注意ください。

1幕 
幕が上がり、鮮やかなカラーのポスターが現れる。
「バディ・フィルダープロダクション『City Of Angels』間もなく公開」
ポスターがフェイドアウトするとエンジェルシティ4がドゥーワップを歌い、観客を1940年代のハリウッドにいざなう。【Prologue (Theme from "City of Angels")】

救急車の音が鳴り響き、ストレッチャーに乗った男性が運ばれてくる。
2人の職員が彼を見ながら話す。
「こちらは一体どちら様?」
「ストーンだ。肩に銃弾を受けている。」
「どうしてこんなことに?」
「探偵なのさ。こんな職業じゃなければ撃たれることもなかっただろうに。」
生死の間を彷徨うストーンは1週間前の出来事を思い出す。

暗転し、舞台に1人の女性が現れる。新聞、机、電話。
「もしもしこちらストーン探偵事務所です。ウーリーが受け付けております。」
ウーリーはストーンの助手である。電話のベルが鳴る。
新聞を読むのをやめて彼女はまた受話器を取る。
「もしもしこちらストーン探偵事務所です。ウーリーが受け付けております。…いいえ、彼は今いません。何かご用件は?…今ならお安くしておきますよ。1日25ドルで…あぁ、はい。ごめんなさいあなた奥さんに騙されてるわよ。年寄だからといって安くしないっての。」
ウーリーは電話を切り、新聞の続きを読もうとする。するとドアからコートに身を包んだ男性。ストーンが入ってくる。ウーリーに話しかける。
「何か電話は?」
「馬鹿な依頼が何件か。」
「忙しくなりそうだな。君は2社も新聞を読めるようになるぞ。」
「昨日は今日と共にあるのね。ハッピーマンデー。」

ある日、豪華な服装の女性が事務所を訪れる。彼女はオーロラ・ヴィリアーズ。独身だと言う。とても魅力的な女性だが、ストーンは彼女の薬指の指輪のあとから彼女を既婚だと見抜き、本当のことを話さなければ依頼は受けないと答える。オーロラは噂が広まることを恐れており、ストーンが口外はしないと約束すると自身のことを話し始めた。本名はオーロラ・キングスレイ。結婚している。オーロラは義娘のマロリーを探してほしいと依頼する。夫は75歳。可笑しいと思うかもしれないが彼女たちは愛し合っていると言う。オーロラは17歳のときのマロリーの写真をストーンに渡し、成長期の時期の写真を渡されてこれでは探せないと言う。嘘をついたり使えない写真を渡されたりで彼女を信用できないと思ったストーンは依頼を断る。
「オーロラさん、お話ありがとうございました。残念ですが今回の依頼は断らせてもらいます。」
「今100ドル払うと言っても?娘を見つけてくだされば報酬金も上乗せしますわ。」
ストーンは渋々依頼を受けることにする。この依頼は信用できない。彼女の言うことは嘘ばかりで隠していることもあるだろう。だが、金は必要だ。なんてたって100ドルだ。
【Double Talk

ではよろしくお願いしますねというオーロラにストーンは1つだけ質問する。
「どうしてうちに依頼を?」
「特に理由なんてありませんわ。電話帳で貴方の名前を見つけたから。」

別れを告げるオーロラ。
ごきげんよう。」
事務所から出て行くオーロラ、同時に入ってくるウーリー。
「彼女、ここにいる間に結婚しちゃったの?」
ドアを閉めたウーリーはオーロラの薬指を見たらしい。
「旦那の名前を忘れてるらしいな。」
「そういうこともあるわね。」

どこからとともなくカタカタと音が聞こえてくる。オーロラが事務所に戻り、ウーリーが事務所から出て行く。ストーンも元の位置へ戻る。まるで「巻き戻し」だ。舞台にタイプライターを打つ男性が現れる。カタカタと懸命に何かを打ち続けている。

ごきげんよう。」とオーロラ。
「彼女、ここにいる間に結婚しちゃったの?」とウーリー。
「旦那の名前を忘れてるらしいな。旦那は75歳らしい。」とストーン。
「そんなことってあり得るのかしら。」

また「巻き戻し」

「旦那の名前を忘れてるらしいな。75歳だそうだ。」
「きっと老後にメソメソするより女と遊ぶ方を選んだのね。」
タイプライターと世界が連動しているようである。
電話が鳴った。
「もしもし?」タイプライターを打っていた男性が受話器を取る。
彼はスタイン。小説家である。

いかにもお調子者といった感じのスーツの男が電話片手に話している。彼の足元には彼の靴磨きをしている少年がいる。
このお調子者はバディだ。
「スタイン?バディだ。」
「バディ!」
「初稿を受け取った。今夜読む。待ちきれないくらいだ。」
「何かご要望があるんですか?」
「おいおいハニー。俺は君の大ファンだぜ?君の書く言葉ひとつひとつがご馳走に思えるね。でもここを直したらもっとよくなると思うんだが。」
「どこのページですか。」
「どこのページかなっと。」
スタインは俺の言いなりになる奴だとバディは歌う。
「えーっと、ストーンの恋人の、ナイトクラブの歌手の」
「ボビー。」
「そう、!ボビーだ!彼らの馴れ初めは?」
「物語は回想から始まってますが。」
「気にするな!」
電話が鳴る。バディのところのようだ。
「もしもし…。ヘンリー!心配するな完璧だ。それで…」
電話を戻し、再びスタインとの電話。
バディが言うにはフラッシュバックから物語はつまらないので、ウーリーが電話を受けるとこから始めろ。悪いようにはしない。バディの秘書であるドナが迎えにいくので待ってろと言う。うんざりした様子でスタイン。
「妻がニューヨークに帰りたがっているんだ。」
「明日にかい?」
「私が書きなおすことをよく思ってないみたいで。」
とにかく直せ。新しいシーンが書けたら連絡しろとバディは言って電話は終わる。

スタインはこの仕事は信頼できない。しかし金が手に入ると歌う。
【Double Talk

ストーンとウーリーが現れる。オーロラからもらった小切手を見つめている。
「銀行へ行って現金に換えてきてくれないか。君の3週間分の給料もそこから取っといてくれ。」とストーン。
「2週間しか借りはないわよ。」とウーリー。
「とっといてくれていいんだぞ。」
「女を見る目が随分おありのようね。ミセスなんだっけ?」
「忘れたな。」
「旦那に何か問題がかもしれないわよ。」
「75歳ってだけだ。」
「旦那は騙されたのね。」
マロリーの写真を見て
「迷子の女の子?」
「君だったら何処を探す?」
「鏡を見るわね。」
「義娘も美人だな。だろ?」
「気づきませんで。」
ウーリーのつれない態度にも気づかずストーンは事務所を後にする。

スタインと妻ギャビーが現れる。ギャビーはニューヨークへ戻る用意をしている。何週間も「ストーン」にかかりっきりなスタインに嫌気が指し、バディはスタインを使っているだけだと諭すがスタインは聞く耳を持たず迎えにきた車に乗って出て行ってしまう。

相手にされないギャビーとウーリー。
彼女たちは彼らが女について何もわかっていないと嘆き、歌う。
【What You Don't Know About Women 】

ストーンの部屋。ラジオからジミー・パウダーとエンジェルシティ4の歌う曲が流れる。
「ストーンさん?」ドアの外から男の声。
「はい?」
「ストーンさんに特別な贈り物ですよ。」
「ドアの下から入れておいてくれ。ペンも。」
ドアが蹴破られ、男が2人入ってくる。ソニーとビッグシックス。
「友人をもてなすときにドアの下から入れておけなんてどこで習ったんだ?俺達がドアの下から入ってやろうか?」ソニーが言う。
「誰が君達を寄越したんだ?」
ビッグシックスが拳で語るとソニーは言い、ストーンとビッグシックスは殴りあいになる。ビッグシックスの拳がストーンにヒットする。
「どういうことだ?」呻くストーンにビッグシックスは答える。
「隣人には迷惑かけるなよ。」
「そうさ。音楽でもかけるか。」
ソニーが部屋のラジオを勝手に操作するとジミー・パウダー達の声が段々大きくなり。ステージにジミー・パウダーとエンジェルシティ4が現れて歌う。「気をつけろ」と
【You Gotta Look Out】

歌が終わり、ストーンはビッグシックスに打ちのめされて倒れていた。
オーロラ・キングスレイの依頼から手を引けとソニーは言う。ついでにビッグシックスの彼女の誕生日プレゼントとか何か言ってラジオまで盗んで2人は帰っていった。

スタインはバディのスタジオに来ていた。そこには秘書であるドナ、妻であるカーラもいた。
スタインはバディの直しを自分が書き終えからにしてほしいと頼む。
相変わらず話を聞いていないバディが俺に任せておけと歌う。
【The Buddy System】

ストーンの部屋。
1人の男がストーンの傍にいる。電話が鳴りその男が出る。
「ウーリー?いや、俺はマニー・ムノズだ。」
どうやら刑事のようである。
「ストーン。大丈夫か。」
「どうやって入った?」
「簡単だった。ドアがないもんでね。」
「令状は?」
「緊急時には必要ないさ。誰がやった?」
「何を?」
「頭を整理しろ。」
「室内をリフォームしてもらってた。」
「じゃあその腫れた顔は?ドタバタしていたと隣人が言っていたのは?」
地震だ。」
適当なことを言ってかわすストーン。実はストーンとムノズは前々から知り合いだったのだ。だが彼らは仲たがいした。それは1人の女性。ボビーから始まった。

ナイトクラブで歌う女性がいた。彼女がボビーだ。
貴方と出会ってから一呼吸ごとに胸が張り裂けそうだと歌う。
【With Every Breath I Take 】

ボビーとストーンは恋仲であった。結婚しようとストーンはいうがボビーは断る。結婚よりもスターとしての成功の方が大切らしい。明日。映画プロデューサーであるアーヴィン・S・アーヴィンが来る。気に入ってもらえればチャンスがあるかもしれない。

翌日、胸騒ぎがしたストーンはボビーのところへ行く、何とボビーとアーヴィンが「枕営業」の最中であった。激昂したストーンは銃でアーヴィンを撃ち殺してしまう。

スタインのオフィス。
電話で打ち合わせをするスタインの元へドナがやってくる。
アーヴィンが殺されるシーンを変えろとバディが言っているとのこと。
スタインが笑い飛ばすとドナがバディはアーヴィンが自身をモデルにしたキャラクターであることを知っていると忠告する。
「君だってウーリーのモデルだよ。」とスタインが言う。
気を良くしたドナをスタインが食事に誘う。

ストーンとウーリーが公衆電話で話している。
オーロラの居場所をウーリーが伝えると電話は切れてしまった。

テニスコートでオーロラが息子ピーター・キングスレイとストレッチをしていた。そこに訪れるストーン。真実を話すようにストーンがオーロラに言うとオーロラはストーンをとある場所に連れて行った。そこには人工呼吸器に入れられたルーサー・キングスレイがいた。マンドリルと呼ばれる怪しい祈祷師がルーサーの治療をしているらしい。マンドリル曰く1000ドルもの大金がオーロラの手にあるらしい。とてつもない大金だ。オーロラの真意を探るべくストーンはオーロラに問うがのらりくらりと交わされてしまう。【The Tennis Song 】

ともかく真実を掴むためにストーンは義娘マロリーを探すことにした。彼女は一体どこにいるのだろうか。
エンジェルシティ4が歌う。誰もが何処かにいると。
【Ev'rybody's Gotta Be Somewhere】

ストーンは部屋に戻った。今日も収穫なし。
ベッドに誰かいる。
「動くな!」銃を構え叫ぶ。
「こんにちは!」
出てきたのは失踪中の義娘マロリーだった。
「驚いた?」
「私の誕生日知ってたのか?」
下着姿のマロリーはストーンを誘惑する。
【Lost and Found】

ドナの部屋。ドナはスタインのネクタイを結び、見送る。

スタインの部屋。マロリーはオーロラから受け取る報酬の半額を寄越せと言う。ストーンが断ろうとするとマロリーはストーンをベッドに押し倒した。突然、カメラを持った男が侵入し、2人の写真を撮る。カメラを奪おうとストーンは男は追いかけるが間に合わず、その間にマロリーがストーンの銃を盗んで逃げていた。

警察。アーヴィンの遺体がストレッチャーの上に安置されている。
職員によるとやはり彼の死は銃殺死だ。

ボビーは街を離れるためストーンに別れを告げる。
ムノズが現れ、必ずお前を捕まえると言う。

バディのオフィス。スタインの脚本を読んだバディはアーヴィンが死ぬシーンを直せと言う。それではムノズがストーンを追う理由がなくなると言うと。マンドリルが殺されればいいと言う。ストーンが良い反応をしない
「嫉妬だ!ムノズもボビーを愛していた!で、2人が婚約したときに怒り狂ったことにすればいい!」
「ありきたりだ!」
言ってもバディは聞かない、妻をオーロラ役にしようとまでしている。

警察。ストーンはムノズに捕まってしまう。信号無視で。
ストーンを捕まえ、喜んでいるムノヅは「果報は寝て待て」と歌う。
【All You Have to Do is Wait】

バディの言うとおりの筋書きが進んでいく。
ムノヅはボビーを愛していた。

「…これでいいのか?私は信じないぞ?」
なんと、ストーンがスタインに話しかけた。
スタインはストーンに「お前は私の創造物のくせに」
ストーンはスタインに「私がいなければ食っていけないくせに」と言う。
2人は「自分がいてこそのお前だ」と歌う。
【You're Nothing Without Me】

スタインは再びタイプライターを打ち始めると
ムノズが現れ、ストーンを連行した。
「くそったれ!」とストーンが叫ぶ。

スタインは続ける。
「そしてフェイド、アウトと」
私があってこそのお前だとスタインが高らかに歌い上げ、1幕は終わる。





2幕

レコーディングスタジオ
エンジェルシティ4とジミー・パウダーがレコーディング歌う。
【Stay With Me】

バディと彼の妻カーラが部屋で会話している。
カーラは台本を読み、バディはこれからもっと(脚本)がよくなるぞと意気揚々と話す。ラジオからはジミー・パウダーの歌声が流れる。

ムノズに捕まり留置所に入れられたストーンの元に来客があった。
ウーリーである。スカーフを頭に巻き、レインコートをナイトガウンの上から羽織っている。

「保釈金に1000ドルですって!?どうやって工面するつもりなのよ!」
「まぁ君が身体を売って稼いできてもいいんだがしたくないだろう?」
「そんな大客がいるもんですか」
「じゃあ俺がここから出るのを手伝ってくれるかい?」
キングスレイ夫妻について図書館で調べてきてほしいとストーンはウーリーに頼む。

「ウーリー。良い子だから。」そう言い残してストーンは警備員に連れていかれた。
「『ウーリー。良い子だから。』か…。」
彼女は家に戻ると「いつでも頼りにしてよ」と皮肉を込めて歌う。
【You Can Always Count On Me】

ドナの部屋。スタインとドナがベッドから起き上がる。
作品についてあれやこれやと心配するドナだがスタインは聞き流して出て行ってしまう。ドナもまたウーリーと同様に歌う。
【You Can Always Count On Me】

ベル・エアガーデンでパーティーが行われている。この庭はどこかキングスレイのマンションを彷彿とさせる庭だ。デル・ダコスタがゲストとして招かれているようだ。バディは映画に出演するキャストをそこでもてなす。【Double Talk

スタインのオフィス。
ギャビーに電話をするスタイン。ドナとの浮気がバレてしまう。

留置所。
ストーンが保釈されることとなった。
「誰が俺を出してくれたんだ?」と問うストーンにムノズは
「どっかの金持ちだろうよ」と答える。それから
「もう二度とこの町には戻ってくるな」とも。

バディの書斎。スタインとマロリーを演じるアービルがいる。
役について話す2人。アービルはマロリーが死なないように筋書きを
変えてほしいとスタインを誘惑するがカーラが部屋に入ってきて中断される。カーラも自分の役で頭がいっぱいらしい。

ストーン、ビッグシックス、ソニーが現れる。
スタインが変更した筋書きを話し、それと同時に話が進んでいく。
マンドリルが彼らをストーンの元に送り込んだのだ。
ストーンを括り付け、爆弾を電話が2回鳴ると爆発するように仕掛けを施した2人は部屋から出て行く。

「2人は彼を1人にしたの?」とカーラ
「1人じゃないさ。時計の音も一緒だ。」とスタイン。

電話が鳴る。ストーンは必死になって縄から抜けだし、
「行くところがあるんだ。」と電話を出て発すると出て行った。

「すっごく素敵!」
「まだあるんだ。」


ビッグシックスとソニーが様子を見に戻ってくる。
ストーンがいない。
「どうやって彼は逃げたんだ?」
「確かに」
電話が鳴る。1回目のベル。
「誰がここに電話をかけてるんだ?」
2回目のベルが鳴った。
気付いたときにはもう遅く爆弾は爆発し、部屋が吹っ飛んてしまった。

「オーロラのシーンは?」
「オーロラは…。」
パーティーにはジミー・パウダーとエンジェルシティ4も招かれていた。
バディお気に入りの「Stay With Me」を歌う5人。

パーティーにうんざりしてきたスタインだがバディに掴まる。
「ここでオーロラのシーンを撮るんだ!何千というバイオリンがあって…。」

映画のシーンが浮き出てくるかのように場面は変わり、
オーロラの寝室。オーロラがくつろいでいる。
ストーンが現れ、オーロラに本当のことを話せと詰め寄る
ピーターが全てを仕組んだのだという。ルーサーが死ぬと彼に遺産が相続される。ピーターとマロリーはマンドリルを使ってルーサーをコントロールしようとしていた。用が終わるとマロリーはマンドリルを撃ち殺した。その場にあった銃はストーンがマロリーから盗まれたものだった。
ピーターの元へ行けば全てわかると言い、居場所を教える
秘密を共有した2人は口づけを交わし、ベッドイン。

バディのオフィス。
バディはスタインに電話でまくしたてる。帰って来いと。
スタインはニューヨークの元へ戻っていた。
「物書きめ!!」とバディが電話を荒々しく置くと
「なにがあったの?」
机の中からアービルが出てきた。そういうことらしい。

スタインのアパート。スタインとギャビー。
ギャビーに浮気の証拠を言い並べられて困窮するスタイン。
ギャビーはスタインに必要なのは自分ではなく仕事なのだと歌う。
【It Needs Work】

ストーンは売春宿へ向かう。
「なにか御用?それともウィンドウショッピングかしら?」
「ピーター・キングスレイという人物を探している。」
ストーンは売春婦達と話していると
どうやらピーターのお気に入りの売春婦がいるらしい。
「彼女に会えるか?」
「高いわよ。」
「話したいだけだ。」
「ここで安いものなんてないわよ。」
連れていかれた先にはなんとボビーがいた。

ピーターについて知っていることを話せとストーンが言うと
ボビーはピーターと映画ごっこをここで行っており、その中で自分とストーンのことも全て話してしまったのだと言う。
2人は自分たちの思い出が一息ごとに消えていくようだと歌う
【With Every Breath I Take Duet】

オーロラ夫妻について調べたウーリーはストーンに電話で報告している。
「気を付けてね。」とウーリー

ストーンはオーロラの家に向かう。
ルーサーに食事を与えていたオーロラにストーンは自分の推理を述べる。
全てはオーロラが仕組んだことであり、ピーターとマロリーを殺した後にルーサーを殺すつもりであったと。そして莫大な遺産を手に入れるつもりだった。銃を手に取りストーンに突きつけるオーロラ。ピーターとマロリーが現れオーロラを止めようとするが意味なく、ストーンはオーロラと揉みあいになり、銃弾に倒れ、オーロラは死に、ストーンは重傷を負った。

スタインのオフィス。ドナとスタイン。
ドナに報告を受けるスタイン。
スタインがニューヨークに戻っている間にバディが好き勝手に筋書きを変えていたのだ。スタインは激昂する。ドナとの仲も終わってしまう。
何もかもが上手くいかなくなってしまったスタインは歌う。
【Funny】

スタジオ。撮影の準備で忙しく立ち回るバディ。
スタインが現れ、脚本家の名前のところにバディの名前が乗ってあることについて怒る。バディはこの映画の全てが私のものだと言う。
オーロラ、マロリー、ルーサー。役者が揃った。ストーン役にキャスティングされたのは歌手のジミー・パウダーだった。
「冗談だろ?あいつが俺を演じるって?」ストーンが現れる。

「さあ撮影だ!!」バディの一言で撮影が始まる。
チンケなお芝居が始まり、スタインは思わず「カット」と言う。
「カット」と言うのはディレクターである自分の仕事だとバディは怒る。
ここから出て行け、この町から出て行けというバディにスタインもわかったと返し、2人の警備員に連れていかれるスタイン。

ここでおかしなことが起こった。
ストーンが現れ、スタインのタイプライターを打ち始める。すると現実が書き換えられえていく。スタインは警備員を打ちのめし、ギャビーもスタインの元へ帰ってくる。

「よくやった!」とスタインはストーンに
「でかした!」とストーンはスタインに
「俺達は!やったんだ!」
お前がいてこその俺だと2人は歌い、物語は幕を閉じる。
【I'm Nothing Without You】