個人的2020年まとめ

Seasons of Love

Seasons of Love


私がこよなく愛するミュージカル作品の1つに「RENT」がある。その中で歌われる曲に「Seasons of love」というものがあって、その中で繰り返し「1年をどう測る?」と問う。

Five hundred twenty-five thousand six hundred minutes Five hundred twenty-five thousand moments so dear Five hundred twenty-five thousand six hundred minutes How do you measure, measure a year?
(邦訳)
52万5600分
52万回の愛おしい瞬間
52万5600分
1年をどうやって計る?

毎年「色んなことがあったなぁ」と振り返るのが恒例になっているが、今年ほど色んなことがあった年は後にも先にもないだろう。新型の感染症の発現、拡大、対策。今やどんなことも最初に「新型コロナウィルス感染症(COVID-19 )」がついてまわるようになった。それ以前の生活が遥か昔に思えるのにまだ1年ほどしか経っていないことに驚く。うんざりするほど長く、そしてあっという間だったようにも思える1年だった。文字通り誰もが生きることに必死になった1年。大変だった。そしてまだ終わってない、まだまだ終わらないだろうということに心がザアッと暗く塗りつぶされる。それでも生きるしかないのだ。未来は生きた先にしか存在しないのだから。
なんだか文章が畏まった感じになってしまった。話題を変えることにしよう。 今年やったこと。ちょっと今年は自分なりによく頑張ったんじゃないか。去年よりも大人になったんじゃないかということが多くあったのでそれについて書きたい。

・貯金をするようになった
社会人何年目だよと言われそうですが、やっと貯金をするようになりました。偉い。いや、夫と同棲するようになってから共同の貯金(給料日に強制的に徴収スタイル)は毎月コツコツと続けていたけれど、自分の貯金はそっちのけにしてあればあるぶんだけ使う(そして自分の貯金をプラスするだけの給料がなかった)生活だった。それが転職して給料が少しだけ上がったので「これを機に強制的に貯金できるシステムにすればいいのでは!?」と先取り貯金にようやく手をつけた。調べてみると給料日に全額おろして貯金分だけ封筒に入れるとか、貯金用の口座に移すとか様々な方法があることを知り、なんかかんやで、1番シンプルに銀行で自動積立を申し込むことに。勝手に引き落とされて勝手に貯金をできてるのが楽チン。たまに記帳すると貯まってるので嬉しい。始めて数ヶ月だけどまだ解約せずに続いている。

・資産運用(積立NISA)を始めた
貯金をコツコツとするようになって「そろそろ1回くらいお金の勉強した方がいいんじゃないかね」と思い始めて読んだのがこの2冊

一生楽しく浪費するためのお金の話


図解・最新 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!


どちらも超初心者向けでわかりやすかった。2つとも会話方式で書かれている本なのでサクッと読める。以前から「銀行にお金を預けても物価上昇率より金利低いしな…。長い目でみたら損なのでそれなら多少のリスクをとっても運用した方がいいのかも」と考えていた私の背中を押してくれた良い本だった。今のところ順調に増えてます。微々たるもんですが…。

・民間の医療保険に入った
医療保険については国の保険に入っていれば充分とか、民間の医療保険入るならその分を投資に回せとか様々な考え方があるらしいです。私の場合は親から入れ入れとしつこく言われ続けていたのを「結婚するし!?苗字変わることになったから手続き面倒くさいよ!入るなら結婚した後です!」と逃げていたけど結婚したので逃げなくなった…。で、友人に「保険何入ったらいいのかサッパリわからん」と話したら保険業務やってた人だった。次の日に見積もりと申込書持ってきたので笑った。1番基本的なやつに入りました。これでちょっと安心。

ふるさと納税をした
こちらも税金の大量流失とか負の面も色々あるみたいですが、やったことなかったので制度的にどんなものかとやってみた。このお肉が美味しかったです。

【ふるさと納税】 豚肉 『まるみ豚スペシャル2020』 宮崎県グランドチャンピオン獲得


拍子抜けするくらい簡単だったので色々調べてまたやります。返礼品ばかり目に行くけれど、公共の施設や事業に納税(寄付)したりもできるのは知らなかった。

・ポイ活をするようになった
さっきからお金の話しかしてないけど大丈夫ですか。続けます。「ふるさと納税をやるには楽天市場」がいいよと言われて、それを機に楽天カードを作って楽天ポイ活を始めた。ポイ活、調べたらありすぎるほどあるので楽天公式アプリの簡単なものしかやってない。あと欲しいものは楽天市場のお気に入りに入れておいて、セールやお買い物マラソンのときに買うとかドラッグストアやマクドナルドでカード提示するとかそれくらい。通勤時間がひまなのでそのときにゆるくやっている。多分飽きたらすぐやめる。こちらは始めて4ヶ月くらいで帝劇のS席1枚買えるくらいは貯まった。これも「銀行の金利が…日本の景気が悪いんじゃ…」みたいな気持ちでやってる。なので「ポイ活!ガッポリ副収入!」ではないかな。楽天カード持ってない人は紹介URL送るので言ってくださいませ〜。たしか3000ポイントくらいもらえるよ〜。

・資格の勉強をした
仕事のボーナス査定時に「自発的にこれやりました!」と言える具体的な何かが欲しいなと思って資格を取ることに。独学で試験に合格したかったので筆記試験を受けるだけのやつで仕事に役立ちそうなものを選んだ。申し込んで問題集を解いて参考書を読むまで半年以上あけていたので、本格的に勉強し始めたのは試験の3週間前くらいからで試験3日前に解いた実力試験で合格点に達してなかったのは本当に焦った。そのあとでめちゃくちゃ勉強した。机に向かって勉強するのがすごく久しぶりだったのでいい刺激になってよかったと思う。また来年も何かの資格を取りたい。あと英語とか文章とか趣味の勉強も…。

・仕事を頑張った
あくまで個人比です。「あれをやってみませんか」と提案できる職場なので自分から進んで仕事をした。以前は職場を出れば「ハイ業務終了!!!!」みたいな考え方だったけれど(それはそれでアリだと思いますが)、自分で資格の勉強したり仕事関係の本を読むようになってアンテナの感度がよくなったというか、「あ、これ仕事でも使えそう」みたいな気づきが増えてありがたい。

・少しだけ舞台作品の配信を見た
「私はこれが趣味です」と胸を張って言えるのが舞台観劇だ。でもそれも1番観に行っていたときと比べると頻度が半分以下になってしまった。そしてこのコロナ禍において続々と中止された舞台。悲しかった。本当に悲しかった。毎月の楽しみがなくなった。チケットを手に入れてスケジュール帳に書き込んで今か今かとワクワクする気持ちを糧に生活していたというのにどうすればいいのだ。次々と発表される中止の報道を見ながら自分の肉体と共にゴッソリと未来を削ぎ落とされたようだった。そんな中で毎週のように配信される舞台作品はとてもありがたいもので、でも私はその殆どを見れなかった。
理由1
生活リズムが4時起き22時就寝なので生配信にはほとんど参加できない。
理由2
家にネット環境がない(スマホしかないので画面が小さい。引き込まれない)。
理由3
ワンルームに2人暮らしなので1人の時間が持てない。家事に時間を取られる。
理由4
集中できない。舞台観賞用の部屋が欲しい。できればピカデリーシアターの座席シートがいい。私は舞台観劇という半強制的に作品を鑑賞させるシステムがないとなかなか見れないものだなと思った。
何本かは頑張って見たので各作品の感想は2020年エンタメまとめで書きます。

・本を読んだ
家にいる時間が多くなったのと漫画アプリの無料配信が大盤振る舞いされていたので漫画も本も去年に比べて沢山読んだ。鬼滅の刃も読みました。これもエンタメまとめの中で書きます。多分。

・国内旅行をした
ずっと行きたかった長野県阿智村に行った。 参加したのはこれ
天空の楽園 日本一の星空ツアー | スタービレッジ阿智
密になるのを避けて平日の通勤ピーク時を避けて行って、現地に着いたら移動はレンタカーにした。日本一に認定された星空を広い草原でみんなで寝転がって見るというもので、色んな人が思い思いに毛布にくるまったりして暖をとっていたのが微笑ましかった。街の明かりが届かない山の中で照明を消されるとこんなにも夜は暗く、星空は明るいのかと驚いた。「星が降るようだ」という表現があるが、そんなものではなくて両手でいっぱいの砂を空に投げたらそれがそのまま全部ひとつ残らず星になったようだった。あんなに多くの星を眺めるのは生まれて初めてで、感動のあまり「ふわああぁ…」と馬鹿みたいな声を出してしまい、今思い出しても少し恥ずかしい。

・おうちレストランをしてもらった

夫に。最高でした。
ありがとうございました。

・3年日記を始めた
使っているのはこのシリーズ。

博文館 日記 2021年 A5 3年連用ダイアリー ソフト版 ボルドー No.116 (2021年 1月始まり)


ソフトカバーで扱いやすい。
桜花さんのブログに影響されて3年日記を始めた。

毎日コツコツ書くときもあれば1週間くらいまとめて書くこともある。大体食べたものとか病院行ったとか頂き物の備忘録になっているけれど皆んなは何を書いているんだろうか…。「今年も何もしなかったな…何もなかったな…。」と考えがちな今の時期に読み直すと結構面白い。2年目、3年目になるとますます面白くなるそうなので楽しみ。

・結婚式をした
記事も書いたよー!


冒頭に話題を戻す。今年という1年。誰にとっても決して良い年ではなかっただろう。そしてこれからも以前のように完全に元通りになることも難しいだろうということもわかる。でも悪いことだけではなかった。楽しいこともあった、いい思い出もあった。今年は本当に本当に悪夢のような1年だったが、後になって2020年という1年を丸ごとなかったことにはしたくない。そう思わなければやっていけない。とも思うが。 私は超能力者でもないから未来は見えない。それでも、それでも未来はいいものであると、光はあるのだと信じたい。生きていればきっといいことがあると過去の自分に言い聞かせるために生きている。そして私の大切な人たちにもそう思ってもらえるようにしたい。数年前に友人から言われた「世の中の役に立つことがしたい」という言葉が水面に落とした石のようにずっと私の心に小さな波をたてている。その波は何年大きくなっているようだ。私はどんな人にも人生を楽しみ、人を慈しんで健やかに生きてほしい。そのために私に何ができるだろうか。

それでも私は信じる。未来を信じる。
人を、人の心を信じてるから。


来年もみんなで生き抜きましょう。