停滞と前進の2019年

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新年あけましておめでとうございます。

そんなに年末感がなかったので年始を迎えた実感もまだないですね。そういえば、2001年のときに私は確か小学2年生で周りが「21世紀の幕開け!!」と大盛り上がりしていたけれど、私は何に対して盛り上がっているのかよく分からなくてボンヤリとしていた気がする。それからもうこんなにも年月が経ったのかと思うとすごい。21世紀になって長いけれどドラえもんはいつになったら実用化されるんだろうなぁ。

 

備忘録代わりに2019年のまとめをする。2018年は今までの人生で1番劇的だったんじゃないかと思うくらい目まぐるしく環境が変わったが、2019年は気だるさが永遠と続くような停滞と、ガムシャラに動いて無理やり少しずつ進むような前進を繰り返していた気がする。

まず2019年は年始からひどい風邪をひいて声が全く出なくなった時期があったし、それからは気分がずっと落ち込んでいた。

そのときに書いた記事

仕事は職場の人がどんどんいなくなって、その分のしわ寄せがこちらに来たので、助けを求めると足蹴にされたのと色々と納得のいかないことをされたので辞めた。そのあとしばらくフリーであちこちのお手伝いをしつつ転職活動を続けていたら、なんとか次の就職先が見つかったので今はなんとかそこで頑張っている。

転職と結婚を経験したので仕事とプライベート(notオタク活動)では変化が多い年だったと思う。だが趣味の部分では全くといっていいほど充実していなかった。というより、趣味にかける情熱も時間もオタクになってから1番少なかった。舞台も両手で数えるほどしか観ていない。あんなに好きだったジャニーズのファンクラブも全部更新をしなかった。趣味に関して「もう別にいいかな」と思ったらそこからは驚くほど趣味の情報に対する感度が低くなった。舞台のチケットは取るのが複雑すぎるし(最速先行販売、独占販売、○○付きチケット、一般販売、FC限定販売とか多すぎて無理)、ジャニーズも情報を追えば嫌でも出てくるスキャンダルや、それに対してのファンの愛憎入り乱れる膨大な感情の波についていけなくなったのと、パフォーマンスだけではなく、一個人やグループに好意を寄せて消費をする「アイドル」というジャンルに対して自分が疲れてしまったのも大きい。

オタク活動を毎日していると、ある程度の高揚感を得ながら生活できる(その分、気分の落差も大きい)わけだが、オタク活動を手放すと毎日が凪のような静かなものになった。要するに停滞した。新卒で入った会社の先輩でめちゃくちゃ仕事ができる人がいて、その人の信条が「停滞は後退の始まり」だったのだが、まさにその通りでオタクとして後退の一途を辿っていくハメになった。毎日が同じことの繰り返しで退屈だった。でも仕方ないな〜それ以外は特に不満もないからな〜みたいな適当に映画やドラマを見てエンタメを消費する生活。

そんな中で「無料キャンペーン中だし読んでみるか」と読んだ進撃の巨人はとても面白かった。

進撃の巨人(1) (週刊少年マガジンコミックス)

進撃の巨人(1) (週刊少年マガジンコミックス)

 

初めて徹夜して漫画を読んだ。1巻から最新巻までノンストップで面白い。主人公を主軸に読んでいたつもりが、いつのまにか壮大な物語の謎解きを見守るといった風呂敷の広げ方とたたみ方の見事さ。そしてクライマックスにたどり着こうとしていそうなのに次が全く読めないワクワクさよ。キャラクターの「生存したい」という欲望よりも遥かにそれを上回る夢や野心への剥き出しの欲望、いや、もはや渇望といってもいいくらいの願いや希望は読んでいてゾクゾクした。次の巻が出るのが一番楽しみな漫画。

あとは家でいっぱい映画やドラマを見たりした。海猿シリーズを見直したの面白かったな。女性キャラクター達が健気に待つ姿勢しかしていくて面白みがないのは残念だったけれども。ドラマでは「特撮ガガガ」が面白かった。映画は「pk」が、人の人生観や宗教に踏み込みつつも優しくまとめ上げていて印象に残った。長いけれどオススメ。

PK ピーケイ [Blu-ray]

PK ピーケイ [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: Happinet
  • 発売日: 2017/04/28
  • メディア: Blu-ray
 

なんとなく見た「中国の丁寧な生活系動画」ことLiziqiさんの動画にハマって全部見たし今もBGM代わりに流したりしている。Youtuberによくある、あの独特の口調と激しさや声のトーンが苦手になってきた人にオススメです。全然喋らなくて自然と共に黙々と作業するLiziqiさんがかっこよくて好きです。

YouTube

 

あとは何をしてたかなー。

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友人に誘われて行った「無印良品レトルトカレーを全部食べる会」は最高だった。大人の遊びとして最高じゃないですかねコレ。

 

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そういえば旅行に結構行ったな〜という記憶。博多は何を食べても美味しかった。食べ物自体にエネルギーが込められている感じ。食べると力が湧いてくるので食事の最中に「次何食べに行く!?」と話したりしていた。梅の季節だったので太宰府天満宮も綺麗だった。

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小豆島も行った。フェリーに乗ったのは久しぶりで潮風を浴びるのはかなり精神衛生上よかったな。

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台湾旅行も楽しかった。もともとは1人旅の予定だったのだけど、1週間前にフォロワーさんが手を挙げてくれて2人旅になったのだった。嬉しい!と思って台湾に行ったら最後まで楽しくて幸せだった。ホテルでベッドに飛び込んだ(文字通り助走をつけてダイナミックに飛び込んだ)私を見てフォロワーさんが「いいと思います」と叱るでも笑うでもなく馬鹿にしないでくれたのがずっと嬉しくて今も嬉しい記憶の1つ。

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恋人と休みが1日だけ被ったので日帰りで金沢に行ったのもよかった。雪国だからなのかどこか空気の中にいつも凛とした静けさがあってすっかり気に入ってしまった。兼六園の素晴らしい景色を眺めながらウルトラマンゴジラのどちらが大きいか話したり、くだらないことでゲラゲラ笑っていたような気がする。

 

息苦しくて退屈でガムシャラにに動いて疲弊したり泣いたりしてたなーと反省していたけれど、なんだ。2019年、色々満喫してるじゃん。

ちなみに2020年のテーマは「余裕、挑戦、ハッピー」です。楽しみなことはFF7のリメイク版発売と岡本圭人さんが留学から帰ってくること(くるよね?くるかな?)と、私が世界で一番大好きな女優のサマンサ・バークスが来日することです。

「今年も楽しく生きるぞ!!」だとなんとなく荷が重いので、振り返った時に「色々あったけれど総合するとハッピーだったな」くらいに生き延びたい。あと恩返しをしていきたい。

そういえば過去の自分に「大丈夫だよ」と助けに行くために生きているフシがあるな。その辺のこともいつか書けたらいいと思う。

 

生き延びるぞ