平々凡々だけれども

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毎朝4時に起きて通勤しているので半ば夢うつつの状態で移動しているのだが、ふと駅の案内板を見て「これだ」と思って撮った写真。楽しみにしていた予定が次々となくなり毎日がつまらない。せっかくなので何かを始めたり再開したいけれど面倒くさい。でも…みたいな気持ちでグルグルしていた私にピッタリだと思った。私はどこでもない此処にいるのだ。

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写真を撮ったその日、仕事帰りに本屋に立ち寄った。前に立ち寄ったのがいつか覚えていないくらい久しぶり。ここ数年、読書量が減っていて本を沢山読む人に憧れていたのだが、本を買っても読まないままにするのが申し訳なくて読書をするときは決まって図書館で借りるか電子書籍で漫画を読むくらいだった。でもその日は何となく「買ってもいいんじゃないか」という気持ちになったので何冊か買ってみた。ここしばらく生活必需品以外のものを買ってなかったので、自分で自分の欲しいものを買うのはいい気分だった。なんだ、買ってもいいじゃん。

「何かをするなら成果を残さないといけない。」そんなことをここ最近の自分に課していたような気がする。本を読むなら読破しないといけない。 そんな感じ。浪費を減らすにはいい考え方だとは思うけれど、自分の中の好奇心の芽をことごとく摘むことになるとは思わなかった。

自分の興味のあることを始めるのに理由なんていらないのではないか?結果が出ようが出なかろうが始めること自体に意味がある。というか始めないと結果も出ないのでは。卵が先か鶏が先か。…なら絶対やったほうがいい!

なにか凄いことを決断しようとしている風に見える(読める)かもしれないが、個人的に自分の人生やりたいことやればいいじゃん。みたいなごくごく当たり前のことを再認識してちょっとだけ気持ちが上向きになったよという話。

 

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本屋で見かけて一目惚れして買ったパンダスタンプたち。のびのびと生きている様子が素晴らしい。使い道はないけれど可愛かったからオッケーです。せっかくだしジャムとか作ってラベルに押そうかな。

お金持ちでもないし、人に自慢できるような能力もない。教養があるわけでもない。ど田舎育ちでコンプレックスにドップリと頭の先まで浸かっている人間である。強いて言うなら人よりちょっとだけ料理ができることくらいが取り柄か。でも忍耐力もないし何かを続ける持続力もない。あぁ、今日も有名YouTuberが羨ましい。素敵なインテリアに囲まれてるインスタグラマーが羨ましい。面白い記事を書くブロガーが羨ましい。フォロワーが、友人が。自分以外の誰かが羨ましい。誰かの憧れとやらに1度くらいなってみたい。けどきっとなれないだろう。

私の人生、平々凡々だけれども、それでもいいのだ。とか書いてまた来年くらいにウンウン悩むんだろうなぁ。

 


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今日も自分の作るご飯が美味い。

なんと平凡な私の人生よ。そこのけそこのけ私が通る。