29歳になった


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毎年、自分の誕生日に記事を書いているので今年も書く。(と思っていたのに寝過ごした…。誕生日は2月10日です。)

29歳になった。以前にも書いたかもしれないがが、昔から漠然と「27歳になれば大人になれる」と思い込んでいた。そしてそれから2年も経った29歳だが、特に何も変わっていない気がする。至る所で叫ばれている「30歳目前!ラスト20代!」のような感覚もない。私は私。昨日から今日、今日から明日へと地続きで繋がる肉体と記憶の塊である。ぬるっと28歳から29歳へと移行した。30歳になっても多分こんな感じだと思う。

まさか自分の人生で転職を4回もするとは、そして兵庫県から出て行くとは少しも考えてこなかった。でもまぁ何とかなってる。いや、何とかなるようにしているのは紛れもなく私なので(周りの人に恵まれているのも大きいが)、自分で自分を褒めておく。偉いぞ私。よく生き延びた。このまま29歳も生き延びてくれ。

成人して9年も経つが(!)、私は昔に比べて少しはマシな人間になっているのだろうか。精神年齢は20代初めの頃と特に変化がない。歳を重ねるごとにチャリティーに関心が出てきたり、社会に対する責任を感じる様にはなったが、相変わらずシロクマやパンダのぬいぐるみで遊び、大きな段ボール箱が家にあれば迷わず中に入って「大きい!」とキャッキャッしている。秋刀魚の内蔵は苦いし炭酸系飲料も口がシュワシュワピリピリするからまだ飲めない。29歳なのに未だに「ビールと餃子」が頼めない。あぁ、早く大人になりたいのに。

無職期間を長く取ったせいなのか、地方に引っ越したせいなのか、あれだけ苦しめられていた物欲や都会的な生活への羨望や嫉妬心がほぼなくなった。ホテルの煌びやかなアフタヌーンティーやモーニング、毎週のように行われる華やかなミュージカル、舞台、お洒落なカフェ、洗練された人たち。以前はそれらを眺めながら常に心のどこかで「私だって」という気持ちがどこかにあり、自分の中の理想と現実の間でペシャンコになっていたが、最近は「素敵!」とは思うものの、「まぁ、私は私で今の生活も楽しいからいいか。」とマイペースに気持ちに向き合うことができている。ありがたい。TwitterもブログもInstagramも大好きだけれど、流行の入れ替えの速さや「より多く稼ぎ、より多く消費し、より多く発信する」ことへの過度な圧力は問題だとも思う。

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去年には、あれだけ自分とは関わりのない世界だと思っていたキャンプに、今はドップリとハマっているので、人生何があるか本当にわからないものだな。知らないことを知るのは楽しい。世の中にこんなにアウトドアブランドがあるなんて知らなかったしキャンプも楽しい。多人数でワイワイやるキャンプもいつかやってみたいな。

28歳の時に資格を独学で取ったり、シフォンケーキマスターになろうとしたりと色々やったので、何歳になっても(ある程度のことに限るが)、新しいことは出来るし、楽しむことも出来ると学んだ。人間やればそこそこのことはできる。

そんなわけで29歳の私もどうぞよろしくお願い致します。

あ!誕生日おめでとうメッセージやプレゼントもお待ちしております。よろしくどうぞ!

 

29歳も楽しむぞ。生き延びるぞ。