ブログを続けているということ

このブログを始めて約4年になる。中学生の頃に宝塚歌劇団にハマっていてその時にもアメブロをやってみたり高校生の頃にデコログをやって日常を綴っていたりしていたのだが、今現在続いているブログとしてはこれが最長になる。当初、始めた理由はツイッターの情報量に疲れてもう少し閉じた空間でゆっくりと自分の考えをまとめたいというものであったけれど今では両方ともガンガン活用しているので自意識の内外のバランスが取れてとてもよい。

 

せっかくライブドアブログから移行したところなのでブログに関するブログ記事を書いてみようと思う。4年間にわたり続けてきたけれど1円も儲けてないし記事の閲覧数だって三ケタいくのがやっと、訪問者数に至っては基本的に一ケタである。いわゆる過疎ブログだ。それでも続けていると思ってもいなかったところで反応がもらえたりしてそれがすごく面白い。私はブログ記事を書き上げたら投稿したあとにツイッターにも流すのだが(そしてそれの反応も基本的に少ないものである)、ごくごく稀に、それも舞台感想を書いたときに限るが出演している女優やスタッフに紹介してもらえたりすることがある。恐れ多くて正直「ヒイイイイイィ!」となるがそれでも私の声が届いて嬉しいという気持ちは確かにあって次回もまた書くぞと前向きになれる。「貴方の作品をこう受け取りました」という声を「確か聞きましたよ」と言ってもらえるのはやはり嬉しい。これは決して「私は認知されているのよ!」という自慢ではなく、あちらもこちらと同じようにオンラインに存在していてインターネットを介して舞台の感想を検索したり読んだりしてるんだなぁという人間性に魅力を感じるというものである。舞台の制作側の人たちは観客である私からすると別世界の人でファンタジーの中に住む魔法使いの集団と思いがちだが実際はそんなことなく、あちらも私と同じように生身の人間であるということにちょっぴり嬉しくなったりもする。なので舞台の感想をまとめる際にブログを利用していると稀に面白い体験ができるのでオススメしておく。あと文章でまとめるようになると自分の鑑賞ポイントがどこにあるのかがわかりやすくなったのでその点でもオススメである。

 

話題を少し変える。1年ほど前にツイッターを介して知り合った方に「ブログ楽しみにしてます」と直接声をかけてもらったことがある。その人は私とは全く違うジャンルが好きで毎日のようにリプライを飛ばしあったりする仲ではなかったし記事を更新していてコメントなどの反応をもらったこともなかったので大変驚いたのとものすごく嬉しかったことをよく覚えている。上手く言えないけれど海に流したボトルメッセージを海岸で待ってくれている人がいたんだとハッキリと認識できた。そんな感じである。コメントやイイねで反応をもらえるのはものすごく嬉しいけれどそうでなくとも心待ちにしてくれている人がいるんだなぁという事実が私はとても嬉しい。

 

私は私のためにブログを書いている。数年後の自分へのタイムカプセルを小分けにして埋めている。今日の私はこんな感じでしたと書き送る。けれど私の書いた文章がどこかにいる誰かの言葉や感情になればいいとも思っている。もし私の記事の更新を楽しみにしてくれている人が1人でもいるのなら私は自分とその人のために書きたい。