2017-01-01から1年間の記事一覧

笹野紙演劇大賞(2017年舞台演劇まとめ)

笹野紙演劇大賞は私の私による私のための個人的な遊びによって行われるものです。選考委員1名、責任編集1名、編集長1名(パンダのぬいぐるみ 笹野)の計2名で行われます。 笹野(笹野紙編集長) 選考期間 2017年1月1日〜12月31日 選考対象作品 私が2017年に鑑賞…

2018年の手帳と2017年の反省

だいたい世間的に毎年10月にはその次の年のスケジュール帳が発売される。気が早い私はいつも10月後半には新しいものを購入してせっせと使っていたものとスケジュール同期をさせるのだが今年は何と12月末に購入した。大した理由はなくダラダラと「まぁいつか…

ミュージカル「ダディ・ロング・レッグズ 足ながおじさんより」感想 〜ねぇ、ダディ。いつだって愛してる 〜 ※追記あり

公式サイト http://www.tohostage.com/ashinaga/ 兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール 2017年12月1日(金)18時公演 音楽・編曲・作詞: ポール・ゴードン 編曲: ブラッド・ハーク 翻訳・訳詞: 今井麻緒子 脚本・演出: ジョン・ケアード 出演者 坂本真綾…

美容に手を出した結果(2017年総括)

とうとう2017年も残り1ヶ月を切ってしまった。ということは私が美容に手を出してからもうすぐ1年が経つということだ(参照:美容に手を出してみた結果 スキンケア編) 。この1年で何回もエステも行ったり眉毛サロンも行ったりパーソナルカラー診断を受けたりコ…

魔法のことばはビビディバビディブー

14年ぶりにディズニーランドへ行った。 ここには家族旅行で行ったきりでそのとき私はまだ小学生だった。当時の記憶はボンヤリとあるが「ジェットコースター楽しかったなぁ」程度のものでミッキーがどうこうとかはあまり覚えていない。実は高校生のときにク…

ミュージカル「ビリー・エリオット」感想 〜ビリー、頑張って。いってらっしゃい 〜

※この記事は物語の核心となるネタバレが含まれています 公式サイト http://billyjapan.com/ 梅田芸術劇場メインホール 2017年10月29日(日) 12時公演 脚本・歌詞:リー・ホール 演出:スティーヴン・ダルドリー 音楽:エルトン・ジョン 振付:ピーター・ダーリ…

記号としての存在

大学生の頃、1年間ほど居酒屋で働いたことがある。居酒屋といっても大手チェーン店ではなく家族経営の小さな店で15〜20人入れば満員になる大きさである。客の入りも回転率もよくて中々に繁盛しているところだった。私がそこでやった仕事といえば注文を取るこ…

舞台「プレイヤー」感想 〜その境界線は何処だ〜

※この記事は作品の核にあたるネタバレをしています 舞台「プレイヤー」 2017年9月2日(土)18時公演 森ノ宮ピロティホール 作 前川知大 演出 長塚圭史 公式サイト http://www.bunkamura.co.jp/cocoon/lineup/17_player/ あらすじ 舞台はある地方都市の公共劇…

V6 LIVE TOUR 2017 The ONES 感想 〜時計の針は止まらない〜

2017年9月10日(日) 17:00公演 大阪城ホール V6 LIVE TOUR 2017 The ONES 2年ほど前、帰宅してテレビをつけるとTBSによる番組「学校へ行こう! 2015」が放送されていた。少ししか見れなかったけれど懐かしさと嬉しい気持ちで胸がいっぱいになって心の底から「…

読んで、見て、楽しむ観劇(Applause vol.2掲載)

読んで、見て、楽しむ観劇 演劇は仕事になるのか?(アルファベータブックス) 【改訂新版】演劇は仕事になるのか? 演劇の経済的側面とその未来 [単行本(ソフトカバー)] 「演劇は仕事になるのか?」というタイトルに対して「なる」と答える人もいれば「な…

舞台「チック」感想 〜 少しだけ周りとリズムが違う僕らは 〜

2017年9月5日(火) 19:00公演 兵庫県立芸術文化センター中ホール 原作:ヴォルフガング・ヘルンドルフ 上演台本:ロベルト・コアル 翻訳・演出:小山ゆうな キャスト:柄本時生 篠山輝信 土井ケイト あめくみちこ 大鷹明良 公式サイト 世田谷パブリックシアター h…

無意識の贈り物

3ヶ月ほど前、トラブルとまではいかないけれどイレギュラーな事柄でちょっとしたゴチャゴチャがあってそのことについて少しばかり叱責を受けた。確かに、いくらイレギュラーとはいえ私が気づいていればその出来事は回避できたはずで申し訳ないと思いつつ反省…

アンソロジー「Applause vol.2」企画概要

舞台・演劇関連アンソロジー第2弾 「Applause vol.2」 舞台・演劇(戯曲、ミュージカル、オペラ等ステージパフォーマンスなど)に関する文章などをまとめたアンソロジー集。舞台エンタメのファンによるファンのための文集のような雑誌のような本になればいい…

「ダメ女たちの人生を変えた奇跡の料理教室」( 著:キャスリーン・フリン)を読む

とある日、帰宅して晩ご飯を食べながらテレビを見ていた。画面に映るのは日テレの「世界一受けたい授業」( http://www.ntv.co.jp/sekaju/onair/170805/01.html ) でこの本の著者であるキャスリーン・フリンさんが講師として招かれていた。「 冷蔵庫が変われ…

おとなはたのしい

深夜に食べる焼肉。 この記事を書く前に「1年前に仕事を辞めた」という別の内容の記事を書いていたのだが色々と思うことがあって公開しないまま削除した。もし読みたい人がいたら実に申し訳ない。 さて、大人は楽しいという話である。 色々あるとは思うがこ…

ミュージカル「RENT」(UK tour)感想 〜RENTは人生そのものの讃美歌だ 〜

A new production celebrating the 20th anniversary of RENT the musical(St.James theatre) 作 Jonathan Larson 演出 Bruce Guthrie 公式サイト http://rentonstage.co.uk/ 公式プロモーション動画 あらすじ 家賃払いません(有名なので省略) 人生の中で本…

2017年上半期まとめと買ってよかったもの

「人の家計簿を見るとその人のことがよくわかる。」とどこかで読んだ気がする。どこで読んだかは忘れたが、なるほど言い得て妙だなと思ったので2017年上半期のまとめと自分でお金を出して買ってよかったものを書いておくことにした。 ・衣服部門 rousのゴブ…

ぬいぐるみのススメ

3年ほど前にとあるぬいぐるみを購入した。 購入した理由は ・日記に書くネタがほしかった ・1人旅行が多いので被写体がほしかった ・カーミットオンツアー( kermit on tour でググってください)に憧れたから ・半匿名でも使える自分だけの目印がほしかった …

イキウメ「天の敵」感想 ~それでも生きたいのか~

※この記事は物語の核心に触れるネタバレをしています イキウメ 2017年春公演 イキウメ公式サイト http://www.ikiume.jp/koremade_24.html 東京芸術劇場 2017年5月28日観劇 ABCホール 2017年6月11日観劇 作・演出 前川知大 あらすじ 人生という、死に至る病に…

上手い文章が書きたいというはなし

「上手い文章が書きたい」と常々思って色んな人の色んな事柄について書かれた文章を読んでいるけれど「読む」だけではなくて実際に「書く」ことをしなければ上手くならないよなぁ。そしてそれを理解していても行動に移すのは億劫という己の精神の甘さに落胆…

某月某日についての記述

書きたいことがありすぎる。観劇した舞台作品の感想文も書きたいし、ジャニーズについての意味不明な考察文だって書き連ねたい。日常のことや今の自分が抱えている思考や問題についても文章にアウトプットしておきたい。それならブログじゃなくてもいいじゃ…

ミュージカル「パレード」感想 〜 誰が殺人者なのか 〜

未来とは今である。 − マーガレット・ミード(哲学者) 作 アルフレッド・ウーリー 翻訳 常田景子 訳詞 高橋亜子 演出 森新太郎 2017年6月10(土)12時公演 梅田芸術劇場 シアタードラマシティ ミュージカル「パレード」ホリプロ公式サイト http://hpot.jp/sta…

美容に手を出してみた結果(ネット編)

あまり記事とは関係ないが「特に意味もなく花を飾るのも楽しいよ」という画像 ネット編と書くのが正しいのかサイト編、ブログ編と書くのが正しいのかわからないが「美容に手を出してから参考にしたブログ記事やサイトの紹介」が正式タイトルである。長いので…

美容に手を出してみた結果(美容行動編)

前回(メイク編)の続き 余力があれば参考にしたサイトやブログ記事の紹介記事も書きたい。 美意識をあげてみたものの何をしたらいいのかわからなかった私は「なんか○○がいいって聞いたぞ!やらないといいか悪いかもわからないし!やってみよう!」というアト…

美容に手を出した結果(メイク編)

前回(スキンケア編)の続き あれこれ詰め込みすぎてまとまりきらず長文になったので読みにくい点もかなりあると思うがご了承いただきたい。 メイクも楽しいぞ ○メイク編 キャンメイクを25歳以上が使うと恥ずかしいとか、ブスはデパコス使うなとか色んな論争が…

美容に手を出した結果(スキンケア編)

今までどちらかというと「美容」や「オシャレ」といったものから程遠いところにいた人間だった。素肌の色とまったく違うファンデーションを適当に塗りたくりよくわからないまま眉毛を描き、グルグルとチークを塗って「なんじゃこりゃ」と思いながら大学生の…

「君の言い訳は最高の芸術(著:最果タヒ)」を読む

特に理由はないのだがここ1ヶ月ほど気分が低空飛行だった。沈んでいるわけでも落ち込んでいるわけでもなく自分の中の通常モードからやや下をのろのろと飛んでいる感じ。だからといって仕事に大きく支障が出るわけでもなく友人とご飯に行ってゲラゲラ笑うこと…

舞台「白蟻の巣」感想 〜 きっと楽しいから一緒に死にましょうよ 〜

舞台「白蟻の巣」感想 2017年4月4日 19:00公演 アフタートークショーあり 新国立劇場公式サイト http://www.nntt.jac.go.jp/play/performance/16_007979.html 兵庫県立芸術文化センター公式サイト https://www1.gcenter-hyogo.jp/contents_parts/ConcertDeta…

舞台「炎 アンサンディ」感想 〜虚実を通して現実と向き合うという拷問〜

舞台「炎 アンサンディ」 作 ワジティ・ムワワド 翻訳 藤井慎太郎 演出 上村聡史 2017年3月25日 13:00公演 兵庫県立芸術文化センター 世田谷パブリックシアター公演情報 https://setagaya-pt.jp/performances/201703incendies.html 兵庫県立芸術文化センター…

私がピンクと和解した日

あなたは「ピンク」と聞いて何を思い浮かべるだろうか。桜、桃の花、春、チューリップ、リボン、お人形、チーク、リップ、ひな祭り、恋愛、いちごミルクなどなど。各個人で思い浮かべる「ピンク」があるのだろうと思う。 長年「男の子はブルー、女の子はピン…