元ヅカオタ、海外ミュージカルオタ、ジャニーズ初心者が1人でエンターテイメントについて語る

元ヅカオタ、海外ミュージカルオタ。ジャニーズ初心者がエンターテイメントについて語る

元ヅカオタAさん(後述ヅカオタ)
中学時代に花組エリザベート(2000年公演)をビデオで観て瀬奈じゅんさんにハマる。だがお財布事情によりビデオ観劇メインのライトなファン。瀬奈じゅんさんに退団時と同時に自身もヅカオタ卒業。今はお付き合い程度で観る。現在贔屓おらず。入り待ち経験あり。

海外ミュージカルオタBさん(後述ミュオタ)
映画「レ・ミゼラブル」を観て出演していたアーロン・トヴェイトさんとサマンサ・バークスさんにハマり、海外ミュージカルにハマる。大学の卒業旅行に初海外旅行1人旅完全個人手配でロンドンに行きウェストエンドに魅了される。去年の年末年始も渡英観劇旅行をしていた。海外ミュージカル関連でストレートプレイにも興味あり。

ジャニーズ初心者Cさん(後述ジャニオタ)
去年放送されていたテレビ音楽番組を見て唐突にV6にハマる。ファンクラブ入会済み。推しは森田剛さんの箱推し。みんな大好き。コンサート未経験。TOKIOKinKi Kids、嵐、SMAP関ジャニ∞ならなんとかついていけるが他はさっぱりの初心者。Jフレ復活してくれと切実に願っている。

※全部私です。内なる私達にエンタメについて語ってもらおうという私の私による私のための記事です。誰得だよ。私得。

ヅカオタ「ハイ、エンタメについて語ってくださいということですが」
ミュオタ「はい」
ジャオタ「はい」
ヅカオタ「まあいきなり語れ、と言われても難しいと思うので。自分のジャンルにおいてエンターテイメント性を感じる時はどんなときですか?」
ジャニオタ「やっぱりコンサートでしょうか。これがジャニーズの真骨頂といっても過言ではありませんし、動員数もすごいものですから。あ、あとは歌番組とかかな。」
ミュオタ「うーん、そうですね。ジャニオタさんと同じ意見になりますがやはり舞台パフォーマンスを観ているときでしょうか。」
ヅカオタ「お二人共同じ意見になりましたね。私も同じです。舞台パフォーマンスを主軸とした、いや、ジャニーズは映画やドラマなどにも多くご活躍されている方もいますね。そういうことを言い出すと話がややこしくなってきそうなので今回は「舞台パフォーマンス」の一つに絞ってお話ししましょうか。」
ミュオタ「この『舞台パフォーマンス』についても結構ジャンル分けが難しいと思うのですが」
ヅカオタ「というと?」
ミュオタ「例えば一口にミュージカルと言ってもコメディからトラジティまでありますし、ダンスメインのもの、曲がメインのもの。歴史物、現代劇など色々ありますから」
ジャニオタ「なら話を進めていく上で代表的なミュージカルを例に出してそこから話を広げていったらどうでしょうか。」
ミュオタ「なるほど」
ジャニオタ「にしても宝塚歌劇ってかなり特殊ですよね。世界的に見てもこんな風に女性が男性を演じるってないと思うのですが。」
ヅカオタ「そうですよね。男性が女性を演じるのは珍しくない(歌舞伎等)ですけれど、女性が男性を演じるのは珍しいかもしれませんね。」
ミュオタ「せっかくなので宝塚歌劇の概要を説明していただけませんか。」
ヅカオタ「はい、元々は明治45年に宝塚新温泉(宝塚は温泉地としても有名です)に日本初の室内プールが出来ました。そのプールが閉鎖されるということで宝塚歌劇の創設者小林一三先生がプールを劇場に改装して、つまり温泉場の余興に少女達に歌わせようとして作った宝塚少女歌劇養成会が前身ですね。初演は桃太郎を題材にした「ドンブラコ」で、興行的にも成功を収めました。で、色んなところで公演を行うようになり、レビューを行うようになり、ミュージカルや日本物をやるようになり、今です。」
ジャニオタ「わかるようでわからない説明をありがとうございます。」
ヅカオタ「詳しくは公式HPへどうぞ。ちなみに未婚の女性のみで劇団員が構成されています。日本で初めてレビュー公演をしたのも宝塚歌劇なんですよ。」
ミュオタ「へー。」
ヅカオタ「レヴューは、モン・パリでした。そうそう。」
ミュオタ「ブロードウェイミュージカルも最初はフランスのレビューから始まったという説があるんですよ。初期の作品とかかなりそれっぽい作品も多いです。」
ジャニオタ 「おお!それならジャニーズ事務所もジャニーさんが映画「ウェストサイド物語」を観て感銘を受けて そこからジャニーズを作ったんですよ!」
ミュオタ「おー!」
ヅカオタ「繋がりましたね。」
ジャニオタ「繋がりました。」
ミュオタ「つまり、ステージショーパフォーマンスであるレヴューをそのまま受け継いだ宝塚歌劇、レヴューを進化させたミュージカル。そのミュージカル映画から生まれたジャニーズ事務所。」
ジャニオタ「根っこは同じなんですね。ステージ上のパフォーマンスから派生していったというか。」
ヅカオタ「ではここでパフォーマンス動画でも見てみましょうか。」

アプローズ 宝塚(花組公演)
https://youtu.be/IqSAf_gsBn4


ミュオタ「これはショーですね。」
ヅカオタ「そうですね。明るい華やかさを重きに置いたショーです。」
ジャニオタ「華やかだー。羽だー。衣装!!キラキラ!」

ヅカオタ「あとは黒燕尾で群舞とかシャンシャン持って羽根背負って降りてくるフィナーレとかですかね。」
ミュオタ「シャンシャン?」
ヅカオタ「フィナーレで生徒さん達が持って階段を降りる持ち物ですね。色んなシャンシャンがありますから面白いですよ。」
ジャニオタ「ファンサうちわみたいな?」
ヅカオタ「なんでやねん。」
ジャニオタ「ありがとうございます。スベったと思った。」
ミュオタ「にしても綺麗ですよね。それこそ「清く正しく美しい」を貫いているのがパフォーマンスに出ていると言いますか。バレエメインの動きだったりダンスなんですか?」
ヅカオタ「はい、バレエ、ジャズダンス、日舞等は音楽学校で習うのでその所作が生きているのだと思います。」
ジャニオタ「男役さんかっこいいー。娘役さん可愛いすごいずるい。」
ヅカオタ「ねー。かっこいいでしょ。可愛いでしょ」
ジャニオタ「絶対こんな男性が存在しないことはわかっていても、中の人が女性だと知っていてもかっこいい。シビれる。」
ヅカオタ「宝塚歌劇における男役は女性の理想男性の理想化ですから。」
ミュオタ「でもどこか洋画にでてくるような俳優さんっぽいところもありますよね。ジェームズ・ディーンとかなんかそれっぽい。」
ヅカオタ「海外の俳優さんを参考にされている生徒さんは多いみたいですよ。」
ミュオタ「へー。」
ジャニオタ「あとトップスターとか2番手スターが決まっているとなんというか登場した途端にバーン!!と場が華やかになりますね。」
ヅカオタ「トップスターはその舞台全てを背負っているといっても過言ではないからね。」
ミュオタ「宝塚歌劇団はやはり自分のところの劇場を2つ(宝塚大劇場東京宝塚劇場)も持っていることが大きいですよね。やりたいことをやれる場所がある。あと世代を超えた固定客があるということ。ある程度お客さんが来てくれるって信用がないと挑戦ってできないと思うんですよ。その点で宝塚は強い。新作ミュージカルや大作もバンバン出来る資金力。集客力、グッズから何から何まですごいですよ。」
ヅカオタ「ジャニーズもそういう意味ならすごいと思いますが」
ジャニオタ「ステージパフォーマンスの一点に絞るなら難しいと思いますよ。ドームやアリーナでコンサートするといってもずっと公演するわけでもないから。ただCD特典だったり雑誌の出現率はすごいです。」
ミュオタ「いいなあ。ミュージカルはそうした大きな後ろ盾がないので、つまり色々とバラけてしまうので」
ヅカオタ「というと?」
ミュオタ「ミュージカルも日本公演、来日公演、エリザベートのような大作ミュージカルとか色々あるので」
ジャニオタ「大きく分けるとどんな感じなんでしょうか。」
ミュオタ「東宝系、劇団四季系、来日公演系、なんなら飛んでいっちゃうよ系」
ヅカオタ「飛ぶの?」
ミュオタ「飛びます。人気どころはやっぱりブロードウェイとウェストエンド」
ジャニオタ「え、本当に海外遠征しちゃうの?」
ミュオタ「しますよ。してますよ。だって自分の推しが、観たい作品がそこでするなら行くしかないでしょう?」
ヅカオタ「わかる」
ジャニオタ「わかる」
ミュオタ「わかりあえた」


続くかも