箇条書きの備忘録

f:id:sasanopan:20230514102132j:image

「ね!」とでも言いたげな表情のクマ。

・現在、移動中の電車内にいる。人が多い。新型コロナ感染症の分類が5類に変わり、マスクの着用についても個人判断に任されるようになったからだろうか。私の職場に設置してあったアクリル板も撤去され、同僚や上司の何名かはマスクを外して業務を行っている。上司の上司(要は偉いさんたち)は、どこそこの役員会議だ懇親会だとバタバタ外出することが多くなった。この前行ったライブは「マスク着用をして」という条件はあったが、声出しが解禁されていたり、入り口の検温もなくなっていたりしていた。メディアではしきりに「コロナ禍前の賑わいが戻ってきた」と騒いでいるが、コロナ禍前になることは絶対にないだろうと個人的には思う。亡くなった人には2度と会えないから。感染症に対する各国の対応や計画なども様変わりしているだろうし、いわゆる「遠征」が必要なエンタメ(観劇、コンサート、ライブ等)は息を吹き返しつつも1度離れてしまった消費層を元のように取り戻すには時間もお金もかかるだろう。実際のところ、私はもう「観劇クラスタ」や「観劇オタク」を自称することをやめている。(これは今現在の私の気持ちからくる行動で、また「舞台大好き!」のようなオタクムーブがいつ来るのかはわからない。来るのかもしれないし来ないのかもしれない。)そして多分、Twitterのタイムラインを埋め尽くす人々からすれば私は「舞台好き」ですらないのかもしれない。

・2023 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)があまりにもドラマティックな物語として出来上がりすぎていたのは周知の事実であるが、今まで作られてきた全ての創作を完膚なきまでに叩きのめす「現実」の力強さに、創作好きな私はどこかピシャリと頰を叩かれたような気分になっている。生きている人間が1番ドラマだ。

・山登りがしたい。普段はプランクを30秒キープするのすらゼェハァしている私であるが山登りがしたい。出来れば今年度中に日本百名山と呼ばれる名だたる山々のうち3山(山の数え方は「山」とか「座」というらしい。今知った。)くらいは登ってみたい。

f:id:sasanopan:20230514104251j:image

一生のうちで、オオカミに出会える人はほんのひとにぎりにすぎないのかもしれない。だが、出会える、出会えないは別にして、同じ地球上のどこかにオオカミの住んでいる世界があるということ、また、それを認識できるということは、とても貴重なことのように思える。それはもちろんオオカミだけに限ったことではない。

星野道夫展で購入した図録に収録されていたエッセイの一文だ。私も「美しい日本アルプスが今もなお存在していて、私が望みさえすれば行くことができる」という事実を認識しながら、その事実を支えにして生きている節がある。山に登りたい。ここではない何処かに行きたい。